旅cafe

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日露戦争の莫大な戦費調達作戦・・投入されたユダヤ系資本

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ジェイコブ・シフ氏


ロシア帝国で行われていたユダヤ人迫害に抗議し、ロシア革命に大きく貢献。シフ氏のグローブ商会は、シフの死後、リーマン・ブラザーズと合併する。


日露戦争の開戦に当たって当時、日本銀行副総裁だった高橋是清は、戦費調達の為にアメリカに渡った。・・しかし極東の小国である日本がロシアに勝利する可能性は低いと考えた財界人達は、日本の公債引受けを拒否します。

そこで高橋は、日英同盟の相手国であったイギリスへ飛び、各所で交渉を重ねた末に500万ポンド(5000万円)をようやく調達したが下されていた命令は、1000万ポンドであった。
打つ手もつき困り果てた高橋に幸運な出会いが訪れる。ロンドンで開かれた晩餐会の席上で、ジェイコブ・シフという銀行家を紹介されたのです。

ドイツ・フランクフルトに住むユダヤ教指導者(ラビ)の家系に生まれたシフは、1865年に一文無しで渡米し、その20年後に当時世界最大規模を誇った銀行クーン・ローブ商会の頭取にまで出世した立志伝中の人物でロシア国内のユダヤ人を迫害する帝政ロシアをかねてより敵視していたのです。

そのシフが高橋に残り500万ポンドの調達を申し出たのです。世界の金融市場に影響力をもっていたシフが日本への協力を明言したことでユダヤ系を中心とする資本家・投資家達も相次いで同様の動きを見せ、最終的に高橋は8200万ポンド(8億2000万円)という巨額の戦費を獲得・・この資金によって日本はロシアに勝利を収める事が出来たのです。

1906年 日露戦争に勝利した日本政府はシフを招聘し、最高勲章である旭日大綬章を授与・・日本はその後、1918年から80年がかりで金利を含めた戦費4億5000万ドルを返済した。
こうした事から 「日露戦争で一番得をしたのは、シフである」 と揶揄された事もあるがシフの資金によって日本が勝利したのは紛れもない事実であり、1966年に昭和天皇イスラエルの駐日大使に対し 「日本人はユダヤ民族に感謝の意を忘れません。ジェイコブ・シフ氏には大変お世話になりました」 と発言されています。

■ なんかいい話ですね・・。