旅cafe

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歴史を振り返ったとき最強戦闘組織は、第二次大戦期の米軍だ!

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戦国時代最強の織田軍団も強いと思いますがなんと言っても最強は、第二次大戦期の米軍でしょう・・兵士が他国に比べて特別に勇猛果敢だったとは思わない・・なのに、なぜ米軍なのか・・当時の日本軍と比べてみよう。

米軍は補給に優れていた、力を入れていたと言うのは皆さんご存知と思いますがそれだけじゃないんです・・・ロジスティックス・サポート・・稼働率保証が優れていた事が最強なのです。
米軍では、物流にとどまらず装備品の開発から調達、廃棄まで考えられています・・ここで言う「稼働率」とは、「動かしたいときに動く率」をいいます。

平時の米国では、日本やドイツのように徴兵制が無かった。その代わり字が読めなくても理解しやすいように絵や図形を満載したマニュアルを用意して大量の兵士を短期間に速成することを可能にした。

移動しなければならないものは、移動しやすく作る・・整備しなければならないものはm整備しやすく作る・・具体例で軍用機の場合、追撃されなくとも10機中7機は何らかの不具合が生じる・・翌朝までに稼動機をいかに確保するかが重要となるが米軍の回復率は8割(日本軍は3割以下)米軍は、現在の自衛隊並みの整備能力を維持していたのです。

エンジンが故障した航空機が空母に帰還した場合、日本軍は機上で修理してその間飛行不能だったに対し米軍はエンジンをそっくり交換して対応した。

また日本軍では、作戦要務令などを改定する際は、天皇陛下のご裁可を必要とした。
航空機や魚雷などの兵器も大量生産に向いた工業製品というより、むしろ手作業により ”工芸品” に近く高コストで整備も難しかった。

当時の日本では、各部隊に「整備の神様」が一人必ずいたがそれは整備のマニュアルが出来ていない証拠です。

最悪なのは、日本軍は最大の戦力である人材を使い捨てにしたことだ。特にパイロットの養成には時間とコストが掛かる・・特攻、玉砕に明け暮れた日本軍に対し米軍は、搭乗員救出に努力を惜しまなかった・・人命救助優先ではなく・・戦闘員確保を優先したのだ。

■まあ・・現在でも米軍は最強ですが???(ベトナムイラク、アフガンでつまずいてますが)・・第二次大戦期の米軍は、間違いなく最強だと思いますね。

※写真は、ノルマンディー上陸作戦

 

『世界が語る大東亜戦争東京裁判
吉本貞昭 著 『はじめに』(ハート出版)