旅cafe

旅行会社の元社員が書く旅日記です…観光情報、現地の楽しみ方、穴場スポットなどを紹介します。…当ブログ記事は転載OK…リンクを貼っていただけるなら遠慮なくお好きにお使いください。

鹿児島湾の海底に大量のレアメタルが! 鹿児島湾 知られざる巨大海底火山

f:id:tabicafe:20200331192859j:plain

NHK サイエンスZERO

知られざる巨大海底火山
鹿児島湾の海底に大量のレアメタルが埋蔵! なんと日本の消費量の180年分

激しく噴煙を上げる桜島…今回の主役は桜島ではなく、その麓に広がる海です。実はここに桜島を遥かに上回る火山があるのです。…3万年前に大噴火、その影響は日本全土に及びました…日本列島史上最大級の噴火です。

海底で今も続く火山活動、周辺には世界でも3ヶ所しかない酸性の海が広がります…そして今年の春ビッグニュースが!!…海底に大量のレアメタルが埋蔵されている事がわかったのです。

今も活動を続けている巨大海底火山の謎に迫ります。


鹿児島湾
巨大海底火山
桜島の奥の湾は、直径20キロの姶良カルデラとなっています…船で海に出ると海面に泡が…火山ガスです…まるで海水が沸騰しているかのような現象、地元では”たぎり”と呼ばれています。

海底にはチムニーと言われる巨大な熱水噴出孔があり、そこから泡(火山ガス)は上ってきているのです。


日本列島史上
最大級の大噴火!
姶良カルデラの周辺に広がる丘陵地帯、ここに3万年前の巨大噴火の痕が残されています。…シラスと呼ばれる台地、高さは40mを超えます。…巨大噴火が起こった時、僅か数日で火山灰が積もって出来たのです。

f:id:tabicafe:20200331192830j:plain

鹿児島大学 総合研究博物館 大木公彦 教授
「シラス台地の火山灰を砕くとキラキラ輝く鉱物が入っています…火山ガラスです…火山ガラスは、巨大噴火に特徴的な火山灰の成分です」

鹿児島から900キロ、富士山の裾野に広がる丹沢山地の地層からも姶良カルデラと同じ成分の火山ガラスが発見されています。

東京都立大学 町田洋 名誉教授
「この火山灰は、日本列島全域を覆っていますし、太平洋、日本海朝鮮半島にもあります。日本では第一級の噴火規模であるといっていいでしょう」

f:id:tabicafe:20200331192820j:plain

姶良カルデラから噴出した火山灰は成層圏まで到達、関東で10センチ、東北でも5センチ積もりました。

どのような噴火だったのか…今から3万年前、姶良カルデラがあった場所は海ではなく火山でした。…姶良火山が噴火します…大量の火山灰が噴出し、巨大な噴煙柱が形作られます。

f:id:tabicafe:20200331192812j:plain

同時に700度を超える高温の火砕流が発生、時速100キロを超える猛スピードで周囲を襲います…噴火は数日間続き、日本列島全体に火山灰を降り積もらせたのです。

f:id:tabicafe:20200331192840j:plain

マグマを放出した地下には巨大な空洞が出来て山全体が崩落します…その後、3万年の間に海水面が上昇、現在の桜島を望む鹿児島湾、姶良カルデラの景観になったのです。

f:id:tabicafe:20200331192850j:plain

過去の日本の火山噴火比較
1991年 長崎・雲仙普賢岳 0.2k㎡(噴出したマグマ量)
864年 富士山 1.4k㎡(噴出したマグマ量)
3万年前 姶良火山 150k㎡(噴出したマグマ量)

f:id:tabicafe:20200331192907j:plain

姶良火山の噴火は、富士山の100倍以上、雲仙普賢岳の750倍規模の大噴火だったのです。


海底火山が生む
驚異の海
今も活動を続ける巨大海底火山、その周辺に世界でも珍しい生態系があるのです…酸性の海です…火山ガスが溶け込みます…酸性水塊と呼ばれる海は世界で3ヶ所、南極、ナポリ湾、鹿児島湾だけです。


海底火山の宝物
レアメタル
姶良カルデラの海の底、酸性水塊の泥の成分を検査したところ大量のレアメタルが含有している事がわかったのです。

f:id:tabicafe:20200331192915j:plain

含まれているレアメタルは、アンチモンです。…アンチモンはテレビや冷蔵庫など電化製品には欠かせないレアメタル…現在殆どを中国から輸入していますが価格が高騰しています。

姶良カルデラには日本で使用される量の180年分が眠っている事がわかったのです。

岡山大学大学院 山中寿朗 准教授
「鹿児島湾はアンチモンだらけですね…なぜこんなに大量のアンチモンがあるかと言いますと火山ガスが溶け込む大量の酸性の海水、酸性水塊が原因です」

噴出する熱水の中には、アンチモンと硫黄溶け込んでいます…海底付近で冷やされると化学反応を起こして結合、硫化アンチモンになります…その時、海底が酸性だと結晶となり海底に沈殿するのです。

姶良カルデラが作り出す特殊な酸性水塊、そこでは希少なレアメタルアンチモンがひっそりと生成されていたのです。

岡山大学大学院 山中寿朗 准教授らが調べたところ金も含有している事がわかりました…これも十分価値のある鉱床だと確認できました…なんか鹿児島湾が大変な事になってるわけなんですね…楽しみ!!

 

 

 

www.tabi.cafe

www.tabi.