旅cafe

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脚本家・宮藤官九郎が感動した一冊は、早川義夫著「たましいの場所」

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WBS スミスの本棚
脚本家 宮藤官九郎(41歳)


若者たちの青春を描いた『木更津キャッツアイ』、向田邦子賞を受賞した『うぬぼれ刑事』など数々の話題作を手掛ける人気脚本家。

おやじバンドの復活を描いた映画『少年メリケンサック』を監督した他、ミュージシャンや司会としても活躍しています。

そんな人気脚本家・宮藤官九郎が感動した一冊は、…早川義夫著「たましいの場所」。

脚本家 宮藤官九郎(41歳)
「初めてですねフィクションでない本で泣いちゃうかもしれないと思いながら読んだのは」

著者は、1969に出した名曲「サルビアの花」で知られる歌手、早川義夫さん…早川さんは20代前半で歌手を辞め 「早くおじいさんになりたい」 と書店の店主になります。…しかし50歳を前に再び歌手に…その思いや生活を赤裸々に飾らない言葉で綴ったエッセー集です。

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「今度こそちゃんと歌いたいと思った。今度こそ逃げないで歌いたいと思った、今輝くことができれば、過去も輝くことができるのだ。」(『たましいの場所』より)

目次を見て真っ先に気になったのが「批評家は何を生み出しているのでしょうか」という章でした。

ケチをつけることによって、上に立とうとする。
知識をひうけらかす。
人のふんどしで相撲をとる。
常に第二次的にものを言う。
そんなのは、ちっとも素敵じゃない
本当の評論家は、人の事より
自分の事を書く。
自分がいったい何者かを書く。(『たましいの場所』より)

脚本家 宮藤官九郎(41歳)
「たぶん僕、その頃、自分の作品を悪く言われたか叩かれたかカチンときたことがあったんです。そんな時、この本に出会い、もやもやしていた気持ちが文章になってる”凄い”と思いました」

宮藤さんは喫茶店で偶然この本を見つけて、読み終えるためにその喫茶店に通ったという…

脚本家 宮藤官九郎(41歳)
「決して羨ましくはないのですが…いいなー…こういう風に物事を考えられたらいいなと。成功した人とか、上からこれが正しいといわれると…うん?と思うが…何か苦しんでいる人が間違っていないことをちゃんと言っていることが感動するんですよね

「風邪引いて熱が出てどうしようもなくネガティブな気持ちになった時にも元気をもらえる本だとおもいますね」

「たましいの場所」には、作品をいやな気持ちで終わらせないという宮藤さんの作品に通じるものがあるとの事です。