深大寺(ゲゲゲの鬼太郎編)
深大寺訪問の前に予備知識…「ゲゲゲの鬼太郎」について語ります。
作者、水木しげるはご存知ですよね。…水木しげるの生涯は、平成22年にNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれました。
主演の水木しげる役を向井理(むかい おさむ)が…ヒロインの女房役を松下奈緒が努めました。…もうわかりましたね。
水木しげるさんは2015年に93歳で亡くなられましたけど調布の人々からは今でも慕われている存在です。
水木さんは鳥取出身ですが調布市に家を建て、50年近く住まわれていました。…調布は「水木しげるゆかりの地」ということもありますがこれから訪問する「深大寺」は特別です。…朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」のロケ地にもなっています。…深大寺は、ゲゲゲの聖地とも言われているんです。
山門へ向かおうとするとまず目に入ってくるのが「鬼太郎茶屋」…水木ワールドをそのまま立体化したような建物…鬼太郎を筆頭に沢山の妖怪たちが出迎えてくれます。
1階にはカフェとお土産ショップ、2階には深大寺の豊かな自然を満喫できるテラスと、水木さんの妖怪画などを展示したギャラリーになっています。(ギャラリー入場料は100円…月曜日は休館)
カフェのメニューはもちろん妖怪づくし、「目玉おやじの栗ぜんざい」、「塗り壁の味噌おでん」などが楽しめます。ラテアートも目玉おやじなどの妖怪アート!深大寺で参拝後は、こちらで一服して、妖怪たちのパワーをいただくのもいいと思います…お土産の妖怪グッズも是非チェックしていただきたい。
深大寺だけではなく、調布の町には水木ワールドがたくさんあります。鳥取境港の水木しげるロードは有名ですが調布も負けていません。…代表的なのが「天神通り商店街」です。ベンチにはねずみ男が寝そべり、商店街入り口のサインには鬼太郎が座って道行く人を見下ろしています。他にも猫娘、一反木綿など、おなじみ妖怪たちが、あちこちで愛嬌を振りまいています。
※…というように今も調布の人々から親しまれている水木しげるさんの事を思い浮かべながら、深大寺を訪問しても面白いかなと思います。
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続いてちゃんとした深大寺の説明です。
深大寺(じんだいじ)
東京都調布市の天台宗別格本山。…正式名称を浮岳山昌楽院(ふがくさんしょうらくいん) 深大寺、厄除元三大師(やくよけがんざんだいし)…といいます。
武蔵野の面影を残す深大寺周辺は、都民の散策地、憩の場所として有名です。
深大寺は湧水の多いエリアに立地、境内に複数の水源を持ちます。湧水を利用した「不動の滝」は「東京の名湧水57選」に選ばれています。 門前町の側溝には豊富な水が流れ込み、周囲には、水生植物園や、わさび田など潤沢な水を利用した施設が広がっています。
湧き出す豊富な水は古くから田畑を潤し、人びとの素朴な信仰を集めてきました。深大寺によれば、水源地であるがゆえに霊場(れいじょう)でもあったこの地が仏教の伝来以降あらためて注目され、“水神…みずのかみ「深沙大王(じんじゃだいしょう)」”ゆかりの深大寺建立に至ったとされています。
有名な「深大寺そば」が付近の名物として発達したのも水の恵みと無関係ではありません。蕎麦の栽培、そば打ち、釜茹で、晒しに湧水が利用されただけでなく、水車を利用してのそばの製粉も行われてきました。
■寺院、境内の散策…お土産屋さん、お蕎麦屋さんが立ち並ぶ参道を見て歩くのも楽しいと思います。美しい深大寺、散策をお楽しみください。