東国三社という言葉をご存知でしょうか…鹿島神宮、香取神宮、息栖神社(いきすじんじゃ)を東国三社といいます。
伊勢神宮への参拝を「お伊勢参り」、東国三社に参拝する事は「下三宮参り」と言われています。…関東より北の人は、お伊勢参りの帰りに立ち寄る習慣があったそうです。
鹿島神宮は、徳川家康が関ヶ原前に祈願したとも伝えられていまして…勝運の神様とも言われています。
鹿島神宮は2600年以上前に創建された関東最古の神社…全国600社ある鹿島神社の総本社です。
鹿島神宮、香取神宮の二神宮は、同時期に創建されておりまして…創建時に…「神宮」…と呼ばれたのは、他には伊勢神宮のみであり、格式の高い神社であることがわかります。
…を主神として祀っています。
ご皇室の祖先神である天照大御神は、この二神を出雲の大国主命(オオクニヌシノミコト)のもとに派遣して国を譲るように交渉させました。
そして無事、有名な「国譲り」を成功させたんです…その際に両祭神を案内したのが息栖神社のご祭神である久那戸神 (くなどのかみ)なんです。
どうです…凄い展開でしょ…そうなんです…この三社は、凄いんです…今の皇室が存在するのも、この三神のおかげといっても過言ではないぐらい重要な役割を果たされた神様なんです。
※…
神宮といえば、明治神宮を思い浮かべますが…明治神宮は明治にできた神社で主祭神は、明治天皇とお后の「昭憲皇太后しょうけんこうたいごう」ですから…同じ神宮でも格が違うんです…初詣の参拝客数では、大きく引き離されますけどね…笑)