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中禅寺湖と周辺エリア

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中禅寺湖と周辺エリア

今回は、栃木県日光市中禅寺湖エリアをご紹介いたします。
中禅寺湖、湖面の標高は、1269m…日本一高い場所に位置している湖です…1269mはかなり高い…標高が100m高くなると気温が0.6℃下がると言われています…つまり、中禅寺湖では、平地より7度低いって事なんです…チョットヒンヤリしている…冬だったら大変…また…冬の中禅寺湖がいいんですよ…華厳の滝が凍り付いていたり…見所満載です。

 

それではマップの説明です…
赤枠:竜頭の滝」、「オレンジ枠男体山」、「赤⇒:二荒山神社 中宮」、「青枠華厳の滝」、「茶枠:立木観音」、「黄枠いろは坂」、「緑枠中禅寺湖」、「ピンク枠:中禅寺

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まずは日光市内から、いろは坂を上ります…
その前に世界遺産日光の話に触れておきます…日光といえば世界遺産東照宮です。
正式には「日光の社寺として1999年に世界遺産として登録されています。
これは、日光市に点在する寺院などの総称です。

江戸幕府の初代将軍・徳川家康を祀る「日光東照宮」…勝道上人を開祖とする山岳信仰の聖地「二荒山神社」…天台宗三山のひとつでもある「輪王寺」…ですから日光東照宮二荒山神社輪王寺、この3つを合わせて世界遺産に認定されています。

今回紹介する、中禅寺湖周辺との関連性をお話したいと思います…上記、中禅寺湖周辺マップを確認しながら読み進んでください。

中禅寺」、「二荒山神社中宮」、「男体山」です。

まずは中禅寺、中禅寺は、世界遺産輪王寺の別院です…立木観音を所蔵している寺でもあります。

続いて男体山男体山の山頂には、二荒山神社の奥宮があります…そして二荒山神社中宮祠は、日光市内の世界遺産二荒山神社本社と、男体山山頂の奥宮の、中間地点なので、中宮祠とされています…中宮祠には、男体山登山道入り口があります。…中宮祠内の登拝門(とうはいもん)から、山頂、奥宮までは、往復約6キロで、標高差は約1,200m。山頂までの所要時間(目安)は約3~4時間です。

急勾配が続き標高差もかなりありますが、その苦労を、補って余りあるほどの素晴らしい眺望が広がります。

この男体山、隣の女峰山(にょほうさん)、太郎山(たろうさん)など8峰と…、中禅寺湖周辺、いろは坂も含めて二荒山神社の境内とされています。
その広さは、杉並区とおなじ3400ヘクタール、…伊勢神宮5500ヘクタールに次いで日本で2番目に広い境内となっています。…東照宮ばっかり、有名なんですけど…実は、二荒山神社って凄いんです。因みに、主祭神は、因幡の白兎で有名なオオクニヌシノミコト…です。

それでは改めていろは坂の説明です…
いろは坂は、日光市街と中禅寺湖・奥日光を結ぶ観光道路です。…下り専用の第一いろは坂、上り専用の第二いろは坂の二つの坂に分かれていまして…この二つの坂を合計すると48か所の急カーブがあることから「いろはカルタ」で知られる「いろは48文字」にたとえて、この名がつきました。…ですからカーブごとに「い」「ろ」「は」の看板が表示されています。

因みに全文は「色は匂(にほ)へど、散りぬるを、我が世、誰ぞ、常ならむ、有為(うい)の奥山、今日(けふ)越えて、浅き夢見し、酔(え)ひもせず」…という仏教精神を和文で表わした「いろは歌」47文字と「京」を合わせた 48文字を句の頭において作った短歌のかるたです。

いろはカルタには、江戸、大阪、京都の3通りありまして…参考まで資料を付けます。
坂を上りながら、カーブごとに、楽しんでいただければと思います。

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いろは坂を登りきると左に中禅寺湖が見えてきます…すぐに二荒山神社の大鳥居が前方見えてきました…鳥居をくぐります…鳥居をくぐった右手は、二荒山神社中宮祠です。…ここには、奥宮のある男体山、山頂を目指す登山口の、登拝門があります。

ここからですと竜頭の滝まで10分、10分かからないで到着となります。
竜頭の滝(りゅうずのたき)をご案内しておきます

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竜頭の滝は、華厳滝、湯滝と共に、奥日光、三名瀑の一つとされています。全長210mで、名前の由来は、最下部の滝が落ち込む部分が、二手に分かれて、竜の頭に見えるからだ、そうです。…滝の最下部の正面に、お土産屋さんがあります…その脇から、観瀑台に出られます…それと、滝の右側に遊歩道が整備されていますので…是非、散策してみてください。

 

続いて…華厳の滝を案内します…
華厳の滝は、男体山の噴火によって、せき止められた中禅寺湖からの、地表を流れる、唯一の流出口、大谷川に存在する…落差97mの滝を一気に流れ落ちる様子は、日本三名瀑のひとつにも数えられています。

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因みに三大名瀑は、那智の滝袋田の滝、そして華厳の滝です。
クルマを降りましたら、観瀑台の入口付近まで進んでください…お土産屋さんが沢山あります。

観瀑台は、無料の観瀑台と有料570円、エレベーターで向かう観瀑台の2つあります。
無料の観瀑台でも十分迫力は伝わります。…”でも滝しぶきを浴びたい!” というチャレンジャは、行ってみてください…感動しますよ。(ここまで来たんです…行っちゃいましょうか…笑)

 

そして最後は中禅寺湖
日光の入り口に位置する中禅寺湖…周囲約25km、最大水深163mで、およそ2万年前に男体山の噴火による溶岩で渓谷がせき止められ、原形ができたといわれています。

穏やかな気候のため、明治から昭和初期にかけては外国人の避暑地として賑わいました。…男体山のふもとに広がるのどかな湖畔は四季折々の表情を楽しめますが、特に初夏のツツジ、秋の紅葉が見事です。

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また、遊覧船に乗って水上からの景色を楽しむのもオススメ…この遊覧船が気持ちいんです…遊覧船で湖面からみる男体山は絶景です…遊覧船もお薦めです。

 

プチ情報…
中禅寺湖周辺観光でお土産を揃えるなら…華厳の滝が一番…沢山お土産屋さんが並んでますよ…(笑)

 

 

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