知ってるようで知らない合目…
富士山五合目って?
日本人だったら皆さん行くんじゃないでしょうか…富士山の五合目…「五合目」…「合目」って何?…どうして決めたのかご存知ですか?
ご存知の方も多いと思いますが諸説ありまして整理してみました。何合目というのは、主に信仰の山で用いられている単位です…もちろん富士山も信仰の対象となる山ですからね。元々、合目という単位が使われたのは富士山が最初だと言われています。
登山口から山頂までを10分割したもので…登山口からが一合目、山頂が十合目となります。
夜、登山する時に灯した明かりの油が一合分消費された場所が一合目と言う説が有名です。…それと道しるべに撒いた米が一合なくなった所が一合目と言う説などが、もっともらしく言われています。
でも都合よく頂上で十合全部が無くなる筈がありません。…ですから登山口から頂上までの距離と難易度を十等分したものを合目と言うのが妥当でしょう。…したがって登山口の高さが違えば、合目の高さも違ってきます。
つまり、あの「○合目」は、山の高さや距離とは関係ありません
たいていの山では、一合目の距離が長く、数字が大きくなるほど距離は短くなり、急勾配になって道が険しくなります。
また、山には複数の登山口があります。登山道によって難易度が異なります。つまり、一つの山でも合目の標高が違ってくるという事です。
<ちなみに富士山の場合は…>
標高全体を十等分した時に4割の高さに当たる1500m付近が一合目。
車でも行ける五合目になると…いきなり約2305mにもなります。
五合目から頂上までは残り1400mしかありません。…つまり残り約1400mが、いかに急勾配で難易度が高い道なのかが登らなくても想像できます。
実は、私、一度山頂まで登ったことがあります。
まだ若かりし頃の話ですけどかなり厳しい行程でした。…もし体力に自信のある方がいらっしゃいましたらチャレンジしてみてはいかがでしょう。
年配の方も沢山登られています…
因みに管理人が以前勤めていた旅行会社では、75歳までなら受付けていました…だいたいどこの旅行会社も似たり寄ったりで年齢制限を設けているはずです。
チャンスは75歳まで…是非、ご検討いいただければと思います。
毎年、70歳以上の登山者は1000人を超えているそうです。
因みに富士山登山最高齢は101歳
五十嵐貞一さんは昭和63年、満100歳で富士登山を成し遂げて、「名誉町民」に表彰されています。 そのときの資料によりますと初めて富士山に登ったのは昭和35年8月15日73歳のときだそうです。