
そうだ京都、行こう
皆さんは「絶景かな、絶景かな」という言葉を聞いたことがあります。この言葉は、かの有名な石川五右衛門が、南禅寺三門からの満開の桜の景色を愛でて言った名台詞。
石川五右衛門は桜でしたが、管理人は、最近ほとんど地上波のテレビを見ませんが、20年以上前の、JR東海のCMで「そうだ京都、行こう」を連想します。南禅寺の三門を額縁にした紅葉の映像が頭に焼き付いています。
「歴史という額縁に1995年の紅葉が収まっています。 ”や…絶景かな” 街ごと紅葉の美術館になる京都です。」…この記事の出だしが通用するのは、50代以上の東日本お住まいの方だけでしょうか…(笑)
今回は、京都 南禅寺を語ります。
三門(重要文化財)
三門とは、仏道修行で悟りに至る為に透過しなければならない三つの関門を表す、空、無相、無作の三解脱門を略した呼称です。山門とも書き表され、寺院を代表する正門であり、禅宗七堂伽藍(山門、仏殿、法堂、僧堂、庫裏、東司、浴室)の中の一つです。南禅寺の三門は別名「天下竜門」とも呼ばれ、上層の楼を五鳳楼と呼び、日本三大門の一つに数えられます。
南禅寺といったら三門、この三門は、南禅寺を象徴するものです。いつの季節も素晴らしいですが、やはり何といっても紅葉シーズンで京都が赤く染まる季節が最高です。


疏水
こちら見落としがちですけど…必ず見てください。
疏水は、琵琶湖から京都市内に向けて引かれた水路。大津市で取水され、南禅寺横を通り京都市内へ。文明開化から間もない1888(明治21)年に作られた、全長93.2m、高さ9mのアーチ型橋脚の水道橋です。
数々のドラマやCM、そしてアニメなどのロケ地としても使われています。…南禅寺の敷地内にこの水路が通ってるんです。


南禅寺の疏水(南禅寺水路閣)は、群馬県碓氷峠の「碓氷第三橋梁」通称 ”めがね橋” とともに日本の2大煉瓦アーチと呼ばれています。
※碓氷第三橋梁、めがね橋に関しては「碓氷第三橋梁…通称「めがね橋」 - 旅cafe」で詳しく語っています。
赤煉瓦のアーチの水路、上部に出られまして、今でも水が流れています。


琵琶湖と京都の間に横たわる山に6本のトンネルを掘り、20キロに渡る運河を通すということです。現在のお金で総工費1兆円という巨大プロジェクト。
大変な難工事でした。当時は掘削機械など無く、人力での工事でした。…犠牲者も続出。延べ500万人がたずさわり、明治18(1885)年より5年の歳月をかけて完成させました。
こちらの工事につきましては大変なドラマがあったんです。詳しくは「明治の京都へおこしやす~千年の都 復興物語 - 旅cafe」を参照ください。
方丈庭園(ほうじょうていえん)
拝観料が600円かかります。…でもここは素晴らしい!
よく宝物殿、庭園など拝観料が別にかかるところで、入ってみてがっかりする事ってよくあるんですけど…ここは入った方がいい。

水の流れを表現した苔、石、木、玉砂利の高低、絶妙な配置。管理人は禅の心得はありませんが、座って背筋を伸ばして目をつぶると、まさに枯山水…水の音が聞こえるような気がしてきますから不思議です。


管理人の独り言
南禅寺は、禅宗の一派、臨済宗のお寺です。…という事で禅宗を調べてみました。
一般的に「禅宗」という言葉は「坐禅をする宗派」という位の意味に使われています。日本に入ってきたのは、鎌倉初期、栄西が臨済禅を伝え、道元が曹洞宗を伝えました。
臨済宗は主に貴族・武士階級に尊ばれ、五山文学、東山文化など文芸・美術の上で大きな影響を及ぼした。
江戸初期には、明僧隠元によって黄檗宗(おうばくしゅう)が伝えられた。…日本では禅宗とは以上の3宗をさす総括的呼び名でもある。
中でも曹洞宗が一番信者が多いようです。…平成28年版で文化庁がまとめた興味深い数字があります…
仏教教団の寺院数と信者数
1 位: 浄土真宗本願寺派 10,196寺院 792万2823人
2 位: 真宗大谷派 8,540寺院 791万8939人
3 位: 浄土宗 6,913寺院 602万1900人
4 位: 高野山真言宗 3,626寺院 383万1300人
5 位: 曹洞宗 14,716寺院 351万1798人
6 位: 日蓮宗 4,659寺院 348万6041人
7 位: 天台宗 3,337寺院 136万3553人
8 位: 臨済宗妙心寺派 3,357寺院 36万9893人
信者数では、浄土真宗本願寺派
寺院数では、曹洞宗
…が一番多いんです。
あと1位、2位の「浄土真宗本願寺派」「真宗大谷派」は2派とも浄土真宗となっています。
日本人の多くは、この数字のどこかに入っていると思います。とは言え、現在では、宗教に対する考え方も多様化していますので、これら信者数の統計数字が特に大きな意味を持つわけではありません。
※日本の宗教に関して書いた記事です「日本人と宗教 - 旅cafe」…参考まで…。
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