旅cafe

旅行会社の元社員が書く旅日記です…観光情報、現地の楽しみ方、穴場スポットなどを紹介します。…当ブログ記事は転載OK…リンクを貼っていただけるなら遠慮なくお好きにお使いください。

戸隠神社 五社参拝

f:id:tabicafe:20200607084641p:plain

神様と五縁をつなぐ戸隠神社
奥社、九頭龍社、中社、宝光社、火之御子社

旅行好きな皆さんなら、必ず一度は訪れなきゃならないのが 戸隠神社 です。まさに神の宿る森、聖域。森閑とした杉並木の参道は夏でも涼しく、荘厳な雰囲気を漂わせています。

御祭神は、御皇室の祖先神であるアマテラスが岩屋に閉じこもってしまった「天岩戸」のお話しが関係しています。アマテラスを岩屋から引き出そうと、岩戸を開け放ったとき、その岩戸は戸隠山まで飛んできたんです。(凄い飛距離!)

そういう縁で地元、九頭龍神が「天岩戸開きの神事」で功績のあった神様をお招きして五社が誕生したという流れです。…創建2000年に及ぶ歴史を刻んだ神社です。

JR東日本のCMで吉永小百合さんが入った杉並木の大杉の穴もありますよ。(※下記You Tube動画には、津軽佐渡、村上、八戸、戸隠の5本のCMが入っていますが、戸隠神社は5番目…)

www.youtube.com

この五社を巡ると、人が受ける事の出来るご利益を、バランスよく得る事が出来る、ありがたい神社なんです。御祭神は次の通り…
奥  社:天手力雄命(アメノタヂカラオノミコト)
九頭龍社:九頭龍大神(クズリュウノオオカミ)
中  社:天八意思兼命(アメノヤゴコロオモイノカネノミコト)
宝  光  社:天表春命(アメノウワハルノミコト)
火之御子社:天鈿女命(アメノウズメノミコト)

天岩戸伝説のおさらいと戸隠五社のご祭神

高天原でのスサノオの暴挙に、アマテラスは怒り天岩戸の中に隠れます。天と地は暗くなり、あらゆる悪霊が闇の中を暴れまわります。高天原の神々も地上の人々も、みな困ってしまいました。…そして八百万の神々が集まって相談。

「知恵の神」アメノオモイノカネが、アマテラスを天岩戸から出す計画を立てます。アメノウズメがエロチックな舞を踊り、八百万の神は大喜びして大騒ぎ。

アマテラスは「真っ暗闇の中、何を騒いでいるのだ?」と、岩戸を少し開けます。すかさず、アメノタヂカラオがアマテラスを引っ張り出し、岩戸を投げ飛ばします。

この岩戸が信州の山に落ちて、山の峰をギザギザにし、戸隠山になったのです。

登場するオモイノカネノミコト(と息子ウワハルノミコト)、アメノウズメノミコト、タヂカラオノミコトと戸隠に住んでいた九頭龍大神が戸隠五社のご祭神になります。


…それでは、五社巡りのスタートです。

赤枠:無料駐車場」「青枠:有料(500円)駐車場」「ピンク枠:随神門」「緑枠鏡池」「黄枠神道

f:id:tabicafe:20200607080529j:plain

 

奥社・九頭龍社

まずは駐車場にクルマを停めて、奥社に向かいます。初めに言っておきますけど五社巡りは、歩行距離15キロ、行程には急坂、長い階段、一部悪路と平坦ではない道を歩きます。サンダル、パンプス不可、スニーカー、できればトレッキングシューズで向かった方がいいでしょう。各社、駐車場があります。風情には欠けますがクルマを使っての移動でも可、…御利益は変わりません。

奥社に向かい最初に出て来るのは、”随神門” 苔むした藁ぶき屋根が歴史を感じさせます。

f:id:tabicafe:20200607085716j:plain

随神門の木像、左が豊石窓神(トヨイワマドノカミ)、右が櫛石窓神(クシイワマドノカミ)。この2柱は、天孫降臨の時、瓊瓊杵命(ニニギノミコト)に従ってきた神で、門から悪い神や霊が入ろうとするのを防ぐ神門(みかど)の神様です。

f:id:tabicafe:20200607090452p:plain

 

奥社参道杉並木
随神門を通り抜けると並木が始まります。樹齢は400年以上。左右に80本ずつあるといわれています。

f:id:tabicafe:20200607090826j:plain
f:id:tabicafe:20200607090847j:plain

 

吉永小百合
随神門から3〜4分ほど杉並木を歩くと、右側にJR東日本のCM「戸隠神社篇」で話題になった吉永小百合さんが入った祠のある杉の木があります。今はしめ縄がかけてあり、中には入れません。

f:id:tabicafe:20200607091123j:plain
f:id:tabicafe:20200607091133p:plain

 

奥社・本殿
参道の最後かなり急な坂を5分登ると奥社に着きます。奥社の神様は天手力雄命(アメノタヂカラオノミコト)。アマテラスが岩戸を少し開けた隙間に、手をこじ入れて強引に天戸を引き放った神様です。

f:id:tabicafe:20200607093204j:plain

 

九頭龍社
奥社・本殿に上がる階段の左の方に、九頭龍社はあります。九頭龍大神は、元々の地元の神様で「天岩戸開きの神事」で功績のあった神様を戸隠にお招きした神様です。御利益は水分神、水口神、五穀豊熟、魔除けの神、虫歯の神、縁結び、…特に虫歯に御利益があるそうですので歯に不安のある方は、よくお願いするように…。

f:id:tabicafe:20200607094007p:plain

 

中社(ちゅうしゃ)

中社の神様が天八意思兼命(アメノヤゴコロオモイノカネノミコト)。この神様はアマテラスを岩戸から引き出す作戦を練った神様です。

学業成就・商売繁盛・開運・厄除・家内安全に御神徳があり、社殿天井には平成15年に復元された狩野派の天才絵師、河鍋暁斎によって描かれた「龍の天井絵」があります。
また、境内には樹齢700年を超えるご神木樹齢800年を超える三本杉があり、戸隠神社社務所が置かれています。

f:id:tabicafe:20200607111849j:plain

f:id:tabicafe:20200607111921p:plain
f:id:tabicafe:20200607111929p:plain


火之御子社

御神体は天鈿女命(アメノウズメノミコト)。岩屋に引きこもったアマテラスの気を引こうとしてセクシーな踊りを披露して場を盛り上げた神様で、舞楽芸能の神、縁結びの神、火防の神として尊崇されております。

近年は参拝される方が多く、境内には樹齢500年を超える『夫婦の杉(二本杉)』と有名な西行桜があります。

f:id:tabicafe:20200607112758j:plain
f:id:tabicafe:20200607112813p:plain

 

宝  光  社

御祭神の天表春命(アメノウワハルノミコト)は、中社の天八意思兼命の御子です。杉の古木の中、270余段の石段を登ると神仏習合時代の面影を残す荘厳な社殿があり、その荘厳さは多くの信者の尊信を集めています。

開拓・学問技芸・裁縫の神、安産の神、女性や子供の守り神として御神徳があります。

f:id:tabicafe:20200607123621p:plain

f:id:tabicafe:20200607123631p:plain
f:id:tabicafe:20200607123642p:plain

 

御朱印

最後に御朱印についてのご案内。御朱印を受けられるのは、奥社、中社、宝光社で授かることが出来ます。

f:id:tabicafe:20200607125644j:plain

(左から)奥社、九頭龍社、宝光社、火之御子社、中社の御朱印

 

管理人の独り言

戸隠五社参拝は、トレッキングを趣味としている管理人には最高の場所です。でも徒歩での五社巡り、山坂、階段、悪路の15キロはキツイ!

といいながら…もう1ヵ所ご紹介したい…戸隠神社駐車場から3キロ、クルマなら5分もかからない位置に 鏡池 があります。…ここまで来たら、鏡池、行っておかないとダメ!

行けば…五社巡りの疲れも吹っ飛びます。

f:id:tabicafe:20200607125743j:plain

五社巡り、鏡池をセットで楽しまなきゃ!…つまり、戸隠を楽しむには前日から乗込んで…「早朝から楽しむぞ!」っていうぐらいの気合が必要って事ですね。

鏡池は、その名の通り、戸隠の山々が鏡のように水面に映り込む新緑と紅葉の絶景スポット。荒々しい岩山に抱かれる広葉樹は季節によって色を変え、四季折々の風景を見せてくれます。

紅葉の時期は観光客・写真愛好家が多く訪れ、紅葉の鏡池の風景を楽しみます。早朝には朝霧を狙う写真愛好家が湖畔に三脚を並べます。

 

古代から霊峰として崇められて来た戸隠連峰が湖面に映ります。まるで中国の墨絵のような独特な山容。戸隠連峰への登山は、標高2,000m前後の山にもかかわらず、登山道の途中に幅わずか50cmの「蟻の戸渡り」「剣の刃渡り」と呼ばれる箇所があり、その山容の通り、難度が高い山として知られています。

戸隠連峰の荒々しい山容。奇岩、奇石。群馬県妙義山もギザギザの山容で似たような感じです。時間がたつとともに変化する景色…なんとも言えません。

f:id:tabicafe:20200607135139j:plain
f:id:tabicafe:20200607135130j:plain

 

 

まさに鏡池…見事に景色を映し出します。特に早朝の鏡池は素晴らしい…神秘的な様相を示します。画像は紅葉シーズンですが新緑もまた素晴らしいです。

f:id:tabicafe:20200607135424j:plain
f:id:tabicafe:20200607135414j:plain

 

 

 

 

当ブログお奨め記事

www.tabi.cafe