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旅行会社の元社員が書く旅日記です…観光情報、現地の楽しみ方、穴場スポットなどを紹介します。…当ブログ記事は転載OK…リンクを貼っていただけるなら遠慮なくお好きにお使いください。

大山祇神社

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大山祇神社

愛媛県今治市の沖、大三島(おおみしま)に鎮座する大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)伊予国の一宮「日本総鎮守」。…この神社は凄いよ!

歴史好きの管理人が言うんだから、間違いない!!

御祭神の大山津見神(おおやまつみのかみ)は、御皇室の祖先神である天照大御神の兄神です。…とともに山の神様であり、天孫降臨された瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の后、木花咲耶姫コノハナサクヤヒメ)の父親でもあるんです。

御祭神「大山津見神」を整理すると…
・山の神
天照大神のお兄さん
瓊瓊杵尊(天照の孫)の義父
木花咲耶姫の父親
…なんです。

どうですか…これだけでも凄いでしょ。
でも、それだけではないんです。

大山祇神社は、全国に1万とある山祗神社の総本社。境内には樹齢約2,600年の大楠が神木として鎮座しており、海の神、山の神、武人の神として多くの武将から信仰を集めてきたため、数多くの刀剣や甲冑などが奉納されており、宝物館で一般公開されています。

この宝物館がまた凄い!…全国の国宝・重要文化財の指定を受けた武具類の約8割が収蔵、展示されている。大山祇神社は村上海賊の武将たちの信仰も集めたため、村上海賊の武将が詠んだ「法楽連歌」も多く奉納されています。

入館料:1000円(※チョット高いけど見る価値あり!)

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     (「大山祇神社宝物館 」・「宝物館と入館券」・「甲冑館」)

御祭神の大山津見神については、「古事記 終 第4回 古事記の正体とは - 旅cafe」の記事。古事記天孫降臨、海幸彦・山幸彦の物語で確認すると理解が深まります。

 

大山祇神社 境内案内

大山祇神社、創建は約2600年前。「神武天皇」が南九州から東征する際に御祭神、大山津見神の子孫「小千命」(おちのみこと)が、伊予二名国(四国)に渡って瀬戸内海の治安維持を担当し、「御島」(大三島)を神地と定め、鎮祭したことが始まりです。

山の神・海の神・戦いの神として歴代の朝廷や武将から崇拝された大山祇神社には、朝廷から「日本総鎮守」の号が下賜されました。

戦いの神として崇拝されていた大山祇神社。近代以降の参拝者にも、そうそうたる顔ぶれが並びます。

初代内閣総理大臣伊藤博文」や旧帝国連合艦隊司令長官山本五十六海上保安庁海上自衛隊の幹部も参拝。また、サッカー元日本代表監督の岡田武史氏がオーナーを務めるサッカーチーム「FC今治」とも繋がりがあり、エンブレムに大山祇神社の神紋「隅切折敷縮三文字」(すみきりおしきちぢみさんもんじ)が使われています。

戦いを勝ち抜いていかなければならない人にとって、大山祇神社は、精神的な支えとなる存在です。

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クルマでお越しの方は、「道の駅 しまなみの駅御島」が大山祇神社に隣接しており、向かいが無料の町営駐車場になっています。

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道の駅向かいの町営駐車場

町営駐車場から100m大山祇神社の正面入り口の鳥居です。その真ん前、道を挟んだ真向かいに、海鮮丼で有名な「大漁」があるんです。

低価格でボリュームある海鮮丼を求めて行列ができる人気店です。11時半に開店しますが、9時半ごろ店頭に名前を書くプレートが設置されます。店内は30席ありますので、参拝前に記入して、11時半に戻ってくるのはいかがでしょう。(30番以内で記入できるのなら、この作戦もアリ!)

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神社正面入り口にあたる大鳥居の奥に見えるのは、総門
平成22年に688年ぶりに再建されたそうです。古図を参考に建築様式を決定。高さ約12メートル、幅約10メートル、奥行き約5メートル。総ヒノキ造りの2層構えで、各層の屋根は銅板ぶきになっている。再建費用は3億2000万円。

総門は、1300年ごろに原本が成立した「一遍上人絵伝」や同神社古図に2層構えの門が描かれている。「元享二(1322)年正月十九日、大小社殿ことごとく焼失」との記述があり、総門も焼失したと推定されています。

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大鳥居・総門

天然記念物 雨乞の楠
天然記念物である能因のういん法師 雨乞あまごいの楠は、樹齢3,000年を超える日本最古の楠です。

第70代天皇(在位1045~1068年)後冷泉ごれいぜい天皇の御代、伊予国守 藤原範国は能因のういん法師を使者として祈雨の為参拝させました。

その時「天の川苗代水にせきくだせ天降ります神ならば神」と詠じ幣帛へいはくに書付け祈請したところ、伊予国中に3日3夜雨が降ったと金葉和歌集で伝えられています。

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知命(おちのみこと)御手植の楠
大山祇神社のシンボル的な大楠で推定樹齢2600年を超えます。高さ15m以上、幹回りは10m以上あり、息を止めて3周回ると願いが叶うと伝えられています。

「乎知命御手植の楠」と言われていまして、この神社を祭った大山積神の子孫である乎知命が手植えしたと伝えられます。

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大山祇神社 拝殿
拝殿も本殿も国の重要文化財に指定されています。
正面に立つと「気」が満ちてくる感じがします。四国最強のパワースポットと呼ばれています。

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拝殿から延びる回廊には、この神社に参拝に来られた著名人の写真が飾られています。初代総理大臣の伊藤博文連合艦隊司令長官山本五十六など歴代の総理大臣や著名な軍人、政財界の重鎮などの名前を見つけることができます。皇室の方々も参拝に来られています。

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大山祇神社宝物館
大山祇神社の宝物を集めた大山祇神社宝物館には、日本刀・甲冑(鎧兜)好きにはたまらない「お宝」が数多く収蔵・展示されています。

もう、「刀剣マニア垂涎の的」って感じです。(刀剣に関しては「日本刀 - 旅cafe」を参照ください)

日本刀では、「後村上天皇」が奉納したと伝えられている国宝の大太刀「銘 貞治 五年丙午千手院長吉」や、湊川の戦いで「楠木正成」を討ったとされる大森盛長(彦七)が所用し、孫の「大森直治」が奉納した国宝の大太刀が代表的です。

…もう、たまりません!!(笑)

大太刀「銘 貞治 五年丙午千手院長吉」は、南北朝時代に流行した「野太刀」(のだち:大太刀の別名。野戦用の太刀のこと)の代表作でした。

また、珍しいところでは、「武蔵坊弁慶」が奉納したと伝えられている重要文化財の「薙刀」も収蔵されています。薙刀は、武蔵坊弁慶の代名詞。大山祇神社宝物館では、教科書に載っている歴史上の有名人達が所有していた武具を実際に目にすることができます。

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管理人の独り言

しまなみ海道を観光するに当たって 大山祇神社 は、外してはいけません。決まりです。お約束なんです。

大山祇神社は、朝廷から「日本総鎮守」の号が下賜されています。日本国を守ってくれているありがたい神社なんです。

日本には、参拝に行かなければならない神社が沢山ありますが、大山祇神社は、そのひとつなんです。

 

 

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