
東洋で最も美しいと言われる鍾乳洞
「玉泉洞」(ぎょくせんどう)
年間100万人が訪れる、東洋で最も美しい鍾乳洞、玉泉洞は、我々ホモサピエンスがアフリカで誕生するはるか昔、30万年という気の遠くなるような自然の営みが創り上げた鍾乳洞です。
沖縄本島には、いわゆる鍾乳洞と呼ばれる自然洞窟が各地に2,000か所ほどあります。その理由は、沖縄には隆起サンゴ礁が多く、琉球石灰岩の地層が形成されたから。つまり鍾乳洞は、その地がかつて海だったことを現しているのです。
サンゴ礁でできた石灰岩が長い年月をかけて侵食され、鍾乳洞を作り上げていきました。その悠久の姿は、私たちを太古のロマンの世界に誘ってくれます。
そんな玉泉洞ですが、かつては「ウワーガーガマ」と呼ばれていました。鍾乳洞は沖縄のことばで「ガマ」と呼ばれ、信仰の対象となって敬われました。
また一部のガマは、太平洋戦争末期の沖縄戦の際は、住民と日本兵の避難場所や野戦病院として利用された悲しい歴史もあります。
おきなわワールド文化王国
玉泉洞
沖縄県南城市に位置する、この巨大な鍾乳洞は、1972年に「玉泉洞」の名で一般公開されました。当時の「玉泉洞文化村」の一施設である観光洞としてオープン。なお、「玉泉洞文化村」は後に幾度か改名を行い、現在は「おきなわワールド 文化王国・玉泉洞」となっています。
洞窟全体の総延長は5000mに達します。これは沖縄県内で最大で、観光用となって見学できるのは、鍾乳洞の主要な部分の約800mほどです。

無数の大石筍(おおせきじゅん)が林立する大広間「東洋一洞」の奥に位置する、白銀のロケットのような石柱「昇龍の鐘」は有名。
洞内に水が豊富で、二次生成物も沢山います。 石灰分を多く含む水が大量に流れ込む環境から、県外にある鍾乳洞にくらべ鍾乳石の成長が早く、つらら石は3年に1mmというスピードで成長している。
鍾乳石の数は100万本以上!
旧入道口のトンネル状階段は、洞内の一定した温度条件を利用した古酒(クース)の甕の貯蔵場所として利用されています。
玉泉洞 解説
入口から入ると ”本当に?” ってくらい階段を地中深く降りて行きます。
すると初めに出てくる大空間に度肝を抜かれますよ。

そして天井から冷たい水滴が落ちてきます。カルシウムを含んだ水滴。(頭がカルシウムになる)実際、足元を注意深く見ていると鍾乳石になっている床もあるくらい。(まあ3年で1ミリですからね)
鍾乳石がいろんなものに見えてくるんです…
大仏
観音様
鐘
…などなど。
頭上も注目…天井見ると尖った先端の鍾乳石が落ちてきそう。(落ちたら即死!)先端恐怖症の人は無理だね。
玉泉洞
今も成長を続ける鍾乳石
珊瑚を主成分とした琉球石灰岩でできた玉泉洞は、県外の鍾乳洞にくらべ鍾乳石の成長が早く、3年に1mmというスピードで成長しています。
鍾乳石の成長が早い理由は、沖縄の気候が影響しています。熱帯・亜熱帯地方の気候は多量の雨水をもたらします。
また、土中の微生物はあたたかい地域のほうが活発に活動するので、より多くの二酸化炭素を排出します。雨水はその二酸化炭素を取り込んで弱酸性となり、石灰岩を溶かし込んでいきます。最後に雨水は洞窟の空間へと染み出し、水と石灰岩の成分が分離して鍾乳石が形づくられていきます。

玉泉洞がGoogleマップの
ストリートビューでご覧いただけるようになりました
管理人も観光地の駐車場の確認、「門前町ってどうだったっけ?」とかGoogleマップのストリートビューをよく使うんですけど…最近は、観光地の中まで入って撮影しているところが増えてきています。
皆さんも是非、ストリートビュー試してみてください…発見がありますよ。


鍾乳洞のできかた
『鍾乳洞』とは石灰岩にできた洞窟のことである。地面に降った雨水は、地下水となり地中の石灰岩の隙間を溶食・浸食し、数万年以上かけて洞窟を形成する。

地上に降った雨水は、空気や土の中の二酸化炭素を取り込んで弱酸性になると、地中の石灰岩を溶かしながら、地下水となって洞窟の天井や壁面に滲みでてくる。
地下水には二酸化炭素のほかに石灰岩由来の炭酸カルシウムも溶け込んでいるが、洞窟内の二酸化炭素分圧の影響で地下水から二酸化炭素が脱気されると、炭酸カルシウムが晶出・沈殿し、洞窟の天井・壁面・洞床には多様な鍾乳石が創らる。

鍾乳石の種類

玉泉洞にすむ生物
太陽の光が届かない洞窟には、暗闇の環境に適応した生物たちが棲んでいる。 亜熱帯の沖縄の鍾乳洞では、トカゲモドキの仲間や、国内最大の淡水エビ、1.5m以上に成長するオオウナギなど、他の地域の洞窟では見ることのできない生物が生息している。

おきなわワールド 文化王国
今回の記事は、「玉泉洞」の鍾乳洞にスポットを当てた記事なんですけど、玉泉洞は「おきなわワールド文化王国」の一部なんです。
観光地ですから、もちろん入園料がありまして1300円です。
この1300円は、「玉泉洞・おきなわワールド文化王国」のセット料金なんです。
実は、この ”おきなわワールド文化王国” が面白い!
…語らせていただきます。

琉球王国城下町
沖縄の伝統的家屋を4棟移築したエリアがありまして、琉球王国城下町には、国の登録有形文化財の建物が立ち並びます。
実際に人が住んでいた赤瓦の古民家のほとんどにそのまま仏壇が備え付けられているなど、当日の生活の再現が隅々まで徹底されています。
敷地内には家畜の豚小屋と一緒に、フール(沖縄の昔のトイレ)も移築。その葉がトイレットペーパーの代わりだったというユウナの木まで植えられています。
旧喜屋武(きゃん)家住宅主屋
旧 田場(たば)家住宅主屋
旧 上里(うえざと)家住宅主屋
旧 伊礼(いれい)家住宅
旧 知念(ちねん)家住宅フール

※フールについて、調べたんですけど記事にしずらいですね。…でも ”え!まじ!凄い!” って思います。
興味のある方は、ご自身でお調べください…(笑) 「豚便所 - Wikipedia」
それぞれが工房となっている
4棟の古民家
移築された4棟の古民家なんですけど、それぞれ工房を営んでいまして、体験するかどうかは別として…
旧 伊礼家:藍染め工房
旧喜屋武家:紅型工房
旧 上里家:機織工房
旧 田場家:紙すき工房
…これが非常に興味深いんです。

旧 伊礼(いれい)家住宅
藍染め工房
琉球藍(リュウキュウアイ)という植物を原料とした神秘的な深いブルーの藍染めは、まるで沖縄の海や空のよう。

古くから王府の保護のもと栽培され受け継がれてきた染色で、今もなお人々を魅了してやみません。

(左)光る泥だんご・600円・所要時間:30分
(中)絞り染めハンカチ・1,300円・所要時間:30分
(右)絞り染めエコバック・1,500円・所要時間:60分

(左)ローケツ染めハンカチ・1,800円・所要時間:30分
(右)ウコン染めエコバック・1,500円・所要時間:60分

旧喜屋武(きゃん)家住宅
紅型工房
500年の歴史を誇る沖縄の伝統的な染色。 「紅」は色全般を指し、「型」は様々な模様を指すと言われています。東南アジア、中国、日本の影響を受けながら、沖縄の自然・風土を取り込み、色鮮やかな染め物として発展してきました。
コースター・1,200円・所要時間:20分
ティーマット・1,500円・所要時間:30分
紅型エコバック・2,000円・所要時間:40分
紅型トートバック・2,200円・所要時間:30分

旧 上里(うえざと)家住宅主屋
機織工房
沖縄は織物の宝庫といわれ、小さい島の各地に様々な織物が伝えられています。 工房では、花織、ロートン織、手花織など首里の伝統的な技法を用いつつ現代風にアレンジを加えた新しい織りを見ることができます。

(左)コースター・1,300円・所要時間:20分
(中)しおり・900円・所要時間:5分
(右)キーホルダー・ストラップ・各1,200円・所要時間:10分

旧 田場(たば)家住宅主屋
紙すき工房
約300年以上の歴史を誇る琉球和紙。 南国の太陽の下、天日乾燥で作られます。沖縄の植物を原料に用いており、繊維の質感が楽しめます。 美しい木目模様の和紙は、この工房ならでは。

はがき1枚・しおり3枚・各700円・所要時間:20分
しっくいシーサー色付け(小)・1,200円・所要時間:20分〜
勾玉作り・1,650円・所要時間:90分
手すき和紙万華鏡作り・1,800円・所要時間:30分


琉球ガラス王国工房
琉球ガラスは、戦後、アメリカ人によって持ち込まれたコーラの空き瓶などの再利用としてスタート。南国らしい、大らかでどこか素朴な雰囲気が魅力です。 高温で溶かしたガラスで、職人たちが様々な製品を作り上げていく工程は見るだけでも楽しめます。
もちろん、ガラス作品を作れる体験コースもあり。形や色の柄を選んで自分だけのグラスや小皿などを作って頂けます。

一輪挿し・1,430円〜・所要時間:3分〜
タルグラス・2,640円〜・所要時間:7分〜
シーサーグラス・2,420円〜・所要時間:5分〜
デコボコジョッキ・3,630円〜・所要時間:10分〜
ハイビスカス小皿作り 水色、赤、2枚セット・2,530円〜・所要時間:5分〜
ジェルキャンドル・1,925円・所要時間:60分〜


琉球写真館
琉球王国時代に王族・士族のみが着用していた伝統衣装。沖縄の自然の鮮やかな色彩を取り込んだ、華やかさが魅力。色柄のほか、花笠などのアイテムもあります。
・琉装着付け体験 700円(お手持ちのカメラで撮影)
・琉装着付け体験(写真付き)2,000円 写真館のカメラにて撮影
・琉装散歩コース(お手持ちのカメラで撮影できます)料金:2,700円/時間:15分
民家内で撮影後、城下町内をご自由にお散歩できます。

その他
エイサー、南都酒造所など…
人気のパフォーマンス「エイサー」。本来は旧盆の先祖供養の集団舞踊で、盆踊りの一種なのですが、おきなわワールドでは連日公演しています。パフォーマンスを行っているのは「真南風(まふぇかじ)」。エイサーの他、獅子舞やアンガマ、四つ竹など沖縄の伝統芸能が一同に楽しめます。

管理人の独り言
なんか玉泉洞の記事を書くつもりだったんですけど…取り留めない物になってしまいました。
でも、おきなわワールド文化王国…その名の通り、沖縄の文化を知るにはもってこいの場所、玉泉洞とともに楽しんじゃいましょう。
参考サイト:「沖縄の魅力のすべてが一堂にそろう沖縄屈指の観光スポット、おきなわワールド」
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