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旅行会社の元社員が書く旅日記です…観光情報、現地の楽しみ方、穴場スポットなどを紹介します。…当ブログ記事は転載OK…リンクを貼っていただけるなら遠慮なくお好きにお使いください。

日本最大級のカルスト台地「秋吉台」 日本三大鍾乳洞「秋芳洞」

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秋吉台 カルスト台地

特別天然記念物秋吉台
東洋屈指の大鍾乳洞「秋芳洞
が一度に楽しめる、山口県美祢市のお得な観光エリアをご紹介!!

元々、南の海でサンゴ礁だったエリアが移動して日本の位置までやって来て、そのサンゴ礁に酸性の二酸化炭素を含んだ水分が浸み込み、酸性とアルカリ性の中和作用により長い時間をかけて岩が溶けていって出来た洞窟が、東洋屈指の大鍾乳洞と言われる秋芳洞 です。

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秋芳洞

地下の鍾乳洞「秋芳洞」の真上、地上に広がるカルスト台地秋吉台  で、北東方向に約16km、北西方向に約6kmの広がりを有し、日本最大です。

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秋吉台 カルスト台地

この秋芳洞秋吉台という山口県を代表する観光名所が地下と地上を結ぶエレベーターで繋がっているんです。

秋芳洞には、青丸の3ヵ所の入口から入ることが出来るんです。

 

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秋芳洞エレベーター

入場方法は…
山麓秋芳洞入口から鍾乳洞⇒秋吉台⇒鍾乳洞
カルスト台地入口から秋吉台⇒鍾乳洞⇒秋吉台
…と山麓カルスト台地2通りのアプロ―チ方法があります。

管理人のお奨めは、②のアプローチで地上の秋吉台カルスト台地のエレベータ前駐車場からスタートします。

メリット…
・駐車料金が無料(しかもエレベータが目の前)
・車で走る事でカルスト台地、鍾乳洞の全体イメージがつかめる
山麓の駐車場は有料(400円)だし、徒歩5分ほど歩かなければならない
・無料で見学できる美祢市立秋吉台科学博物館があり、鍾乳洞、カルスト台地の成立ち、歴史など勉強してから入場すると違った見方が出来る
…以上の理由で管理人は、②のカルスト台地からアプローチします。

それでは、秋芳洞秋吉台の順で解説してゆきましょう。

日本三大鍾乳洞 秋芳洞

山口県 秋芳洞
高知県 龍河洞
岩手県 龍泉洞
この3つを称して日本三大鍾乳洞と呼んでいます。

秋吉台には400を越える石灰洞窟がある。秋芳洞は、その中でもひときわ規模の大きな巨洞で、全長は約8.8kmあり、鍾乳洞としては日本最大規模の大きさである。

洞窟の入口は、広谷ポリエに開口し、高さ20メートル、幅8メートルあり、ここから多量の地下水が溢れ出ている。

秋芳洞は、入場券を見せれば地上ゲート、地下ゲート伴に出入り自由

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秋芳洞入口

洞内の空間は規模が大きく「千畳敷」では高さ30メートル、幅100メートル、最も幅の広いところは200メートルの巨大空間をなしている。

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秋芳洞 千畳敷(手前は傘づくし)

秋芳洞の探検は明治の頃から進められ、今も続けられている。
秋芳洞の生成の歴史も解明され、百万年にわたる地下水による溶食作用と地下水位の低下、砂や礫の堆積、天井の崩落、洞窟生成物の発達によって今見られる洞窟空間ができあがったと考えられている。

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クラゲの滝登り

洞窟内には多くの見るべき名所があるが「百枚皿」の奇観は巨大なリムストーンプールとして内外に例を見ない美しい眺めである。

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秋芳洞 百枚皿

また、洞窟生物も多く、陸上ではキクガシラコウモリなど6種類のコウモリや眼の退化したゴミムシなどの小動物、地下水中でも眼が退化したシコクヨコエビやアキヨシミジンツボなどの地下水棲貝類など多くの生物が生息している。

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秋芳洞 黄金柱

秋芳洞は、以前は「滝穴」と呼ばれ、神のすむ神聖な場所として、人々はあまり近づかなかった。明治以降、洞窟のすばらしい景観が紹介されるようになり、その後多くの観光客が訪れるようになった。大正15年には東宮殿下(昭和天皇)がご来訪されその際秋芳洞命名された。

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秋芳洞 洞窟内富士

秋芳洞 名称について

昭和天皇命名されたのですが、興味深いエピソードでして、チョットだけ詳しく説明いたします。

洞口に滝があるために古くから「滝穴」と呼ばれていたが、1926年(大正15年)5月30日、東宮(当時25歳の大正天皇皇太子。後の昭和天皇)が行啓の折、この鍾乳洞を一時間かけて探勝(予定を40分超過)。

昼食時「滝穴」の名称について話題となる。

東宮が質問したところ、時の山口県知事大森吉五郎は、以前から称え伝えた名称であり、その所在地の者がかく称えていたと回答。すると時の内大臣牧野伸顕から「滝穴」とは何だか名実相伴しない観があるから何とか名称をつけかえたらよかろう、との提案があった。

これに対して大森は、天下に誇るべきこの鍾乳洞にふさわしい名を殿下から戴くことは畏れ多いので牧野内大臣から命名していただきたいと答えたが、牧野曰く、「この ”滝穴” の名は、今回の行啓記念に殿下の思召によって近く改めて一段の光彩を添えることがよかろう」とのことだった。

公式には大森県知事から侍従長入江為守に新たな名称の撰定を依頼したと記録されている。

1926年(大正15年)6月17日、防長新聞は「秋吉の滝穴に入江侍従長から「秋芳洞」と命名された」と報じた。東京滞在中の大森知事から山口県に電報で通達されたが、その電文にはただ「あきよしどう」とあるのみで漢字の説明がないので「秋吉洞」と命名されたと当初は解釈された(現地の旧村名が「秋吉村」でもあった)。しかしこの字について、念のため折返し知事に照会した結果「よしの字は芳なり」との返電があったので「秋芳洞」と書くことが判明した。

こうして6月23日、大森知事から村長に「秋芳洞」の名が伝達された。7月14日、当時の秋吉村村長(根来義興)は内務大臣に対し「瀧穴」を「秋芳洞」洞窟内名称の一部変更を届け出た。

上述のとおり、当初から「秋芳洞」は「あきよしどう」が正式な読み方であるが、実際には「しゅうほうどう」と読まれることが多く、1955年に秋吉村を含む4箇村が合併した際には町名を秋芳町(しゅうほうちょう)とした。

その後1963年に山口国体が開催された際、秋芳町が多数の観光客の来訪を予期して宮内庁秋芳洞の読み方を再確認し「あきよしどう」であるとの回答を得たが、現在でも地元では、山口県公式サイトで秋芳洞観光センターのことを「しゅうほうどうかんこうせんたー」と呼称しているなど「しゅうほうどう」の読みも普及している。

…との事、…管理人は実に興味深いと思った次第です。…(笑)

秋芳洞 利用案内

入場料:1300円
駐車場:400円(カルスト台地エリア駐車場は無料
所在地:山口県美祢市秋芳町秋吉

 

 

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秋吉台

特別天然記念物 秋吉台

サンゴ礁が長い時間をかけてこの山口県に移動してきた。そして地上に上がりました。サンゴ礁石灰岩)は雨に弱く、だんだん溶けてゆきます。溶け残った岩が地表に残った風景がカルスト台地秋吉台なんです。

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秋吉台

赤丸カルスト台地」「ピンク:カルスト展望台」「青⇒秋芳洞エレベーター」「黄⇒:秋吉科学博物館」

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日本最大のカルスト台地、細い道が作られていて、散策を楽しんでいる方もいらっしゃいます。この景観、奇形は見るべき価値大です。

秋吉台自然研究路、1500m、徒歩30分」という看板が出ています。お手軽散策にはもってこいのコース、是非、チャレンジして頂きたい。

このカルスト台地のど真ん中を通る道路も整備されていますので、車窓からカルスト台地を楽しむ事も出来ます。

それと黄色い⇒、無料で入れる秋吉台科学博物館も、お忘れなく。

管理人の独り言

鍾乳洞とは 、海底でサンゴなどが堆積することによってできた石灰岩地殻変動によって地上に隆起し、雨水や地下水によって浸食を受けてきたものです。

石灰岩は一般の岩石とは異なり、主成分である炭酸カルシウムは二酸化炭素が含まれ地表の水にはよく溶けるので、通常の岩石より激しく浸食され、その内部に多くの空洞を生じるようになります。

結果として、表面には溶けた石灰岩の残りが突出し、内部には空洞を生じ、鍾乳洞が作られます。…まさに「秋芳洞」と「秋吉台」の関係ですね。

 

管理人の選ぶ
全国のお奨め鍾乳洞 

龍泉洞 ~りゅうせんどう~ (岩手県

宇霊羅山(ウレイラ)の東麓に開口する龍泉洞は、無数の鍾乳石や石筍、地底湖が広がる美しい鍾乳洞である。豊富な地下水により創られた「大地底湖」は、幻想的なドラゴンブルーの湖水をたたえている。
【入場料】:1,100円

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あぶくま洞 ~あぶくまどう~ (福島県
およそ8,000年という年月をかけて形成されたあぶくま洞は、昭和44年9月、釜山(かまやま)の石灰岩採石場跡で発見された。種類もバラエティに富み、その多彩な形態は学術的にも貴重なものとなっている。
【入場料】:1,200円

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日原鍾乳洞 ~にっぱらしょうにゅうどう~ (東京都)
日原観光のメインスポットとしてひときわ賑わいをみせる日原鍾乳洞。年間を通じて約11℃という洞内は、夏ヒンヤリ涼しく、冬は暖か。「白衣観音」をはじめ、幻想的な景観を繰り広げている。
【入場料】:800円

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飛騨大鍾乳洞 ~ひだだいしょうにゅうどう~ (岐阜県
3億年の歳月を経て作られた幻想の世界。全長800mにおよび、日本でも珍しい鍾乳石ヘリクタイトを見ることができる。併設の大橋コレクション館も必見。
【入場料】:1,100円

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秋芳洞 ~あきよしどう~ (山口県
国の特別記念物にも指定されている秋芳洞は、日本屈指の大鍾乳洞。日本最大級のカルスト台地秋吉台の南麓に位置し、約1kmの観光コースからは、大自然が創り上げた奇岩の数々を垣間見ることができる。
【入場料】:1,300円

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龍河洞 ~りゅうがどう~ (高知県
永い年月をかけて海中より隆起した三宝山、地中には神秘的な石の芸術があり、悠久の時を経て作られた自然の造形、その面白い形と、ユニークなネーミングをもつ鍾乳石は見る者を飽きさせない。
【入場料】:1,200円

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七ツ釜鍾乳洞 ~ななつがましょうにゅうどう~ (長崎県
七ツ釜鍾乳洞は、およそ3,500万年前、侵食され形成されてきた。他の鍾乳洞に比べると、年月も浅く、もともと海成層であったところが、何らかの理由で隆起してできた鍾乳洞である。洞内の壁には、石灰藻の化石を今でも見ることができる、大変珍しい鍾乳洞である。
【入場料】:520円

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球泉洞 ~きゅうせんどう~ (熊本県
昭和48年3月に発見された球泉洞は、およそ3億年前、海中にあった石灰岩層が隆起してできたと推定される。
現在でも少しずつ侵食を続けており、独特の生態を持つ洞穴生物が生息している。
【入場料】:1,100円

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昇竜洞 ~しょうりゅうどう~ (鹿児島県)
鹿児島県の天然記念物に指定されている昇竜洞は、昭和38年に発見され同年3,500mのうち、600mが一般公開された。全体として鍾乳石の発達が素晴らしく、特にフローストーンの規模は全国でも最大級のものである。
【入場料】:1,100円

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