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旅行会社の元社員が書く旅日記です…観光情報、現地の楽しみ方、穴場スポットなどを紹介します。…当ブログ記事は転載OK…リンクを貼っていただけるなら遠慮なくお好きにお使いください。

サントリー響を語る(HIBIKI 歴代ラインナップ)

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Goods Bar限定販売 優美な時を奏でる24面カットのグラス。 響×バカラ タンブラー24

サントリー響 suntory HIBIKI 歴代ラインナップ

基本的にサントリー響、手に入りません。
ですから市場価格がまちまち…売っていたとしてもプレミア価格が設定されています。

価格に関しては、サントリーが希望小売価格(定価)を出していますんで、そこから、見つけた響が適正な価格なのか判断していただきたい。

サントリーの響きはラインナップが多いので混乱すると思いますが…出来るだけ簡潔に解説します。

サントリー響は、1989年に誕生しました。
サントリー創業者、鳥井信治郎氏の次男、佐治敬三によって作り出されました。

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佐治敬三氏(Keizo_Saji 1919~1999)

サントリー創業者の鳥居は、”大阪の鼻” と呼ばれて鋭い嗅覚の持ち主であった。
その薫陶を受けた二代目の佐治敬三は…
・日本の四季
・日本人の感性
・日本の匠の技
…で作られた最高峰のウィスキーとして響を作ります。

佐治敬三は1989年当時から、現在のプレミアウィスキーや長熟のウィスキー、高級ウィスキーの時代が来ると予測していたようで、当時、サントリー創業90周年を機にサントリーの技術を全て注ぎ込んだブレンデットウィスキーの傑作作りに着手したんです。

使っている原酒は…
・山崎蒸留所
・白州蒸留所
・知多蒸留所
…3つの蒸留所から成る原酒で響きを作りました。

メインとなるキーモルトは、北海道産ミズナラの長期熟成モルトを使用して、ミズナラ樽独自の香りを加えました。

他にも30種類以上のモルト原酒と数種類のグレーン原酒を加え、サントリーの力を終結した最高級ブレンデッドウィスキー響が誕生します。

名前の由来は…
ブラームス作曲の交響曲第一番の第四楽章をイメージして作られました。よくブレンダーの仕事はオーケストラの指揮者にたとえられます。

www.youtube.com

シングルモルトが苦手な方も響はとても飲みやすくてお奨めです。

響、終売しているものも多い
まずは現行品から…

響 ジャパニーズハーモニー JAPANESE HARMONY
希望小売価格5000円(市場価格8000円前後) 2015年3月10日発売

ノンエイジ(年数表記のないもの)の響になります。ハーモニーシリーズ第3弾、シリーズ初のノンエイジタイプの商品。使用原酒の酒齢は平均10年とされています。

終売した響12年に代わる商品。
年数表記を付けないという事は、ブレンダーの方たちの中でも ”どうなのかな?” という戸惑いがあったようです。

でも、前向きに考えれば年数表記がないという事は、実験的な事がいろいろできますし、年数の縛りが無いので自由に味を組み立てることが出来るメリットがあります。

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サントリー ウィスキー 響 ジャパニーズハーモニー JAPANESE HARMONY

 

響 ブレンダーズチョイス BLENDER'S CHOICE
希望小売価格10,000円(市場価格10,000円)2018年9月4日発売

発売したばかり、内容はワインカスク、ワイン樽で熟成された原酒を使用しており、ノンエイジでありながら、使用原酒の酒齢は平均15年とされています。

これは休売(終売じゃないよ)した響17年に代わる主力商品となっています。でもこれは、国内業務市場向けの商品となっていますので、一般の酒販ルートには流通していないとされていましけど、実際には売っています。(アマゾンでも普通に売ってます)

響と付けば、シャネル、ビトン的なブランドです。響とつけば何もしなくても売れると思うんですが…評判がイマイチ…証拠に買える、売れ残っている。

現在、響きを買おうとして唯一、希望小売価格の10,000円で買えるのは「響 BLENDER'S CHOICE」だと思います。

ワイン樽というのが受け入れられないのかなと思います。響と言えばミズナラ樽の原酒のイメージが皆さん強いと思います。今まで響を飲んできた方々からは、あまり評判がよくないですね。

たぶん「響 BLENDER'S CHOICE」は、当初の響のイメージじゃないのかなと思います。

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響 ブレンダーズチョイス BLENDER'S CHOICE

 

響 21年
希望小売価格25,000円(市場価格50,000円)1994年

山崎ホワイトオークミズナラシェリー樽原酒を中心に酒齢21年以上のモルト原酒、酒齢21年以上の知多グレーン原酒、数種類を厳選してブレンド

2016年5月26日~27日にかけて開催された第42回、伊勢志摩サミットで提供されたウィスキーです。

響21年は美味しい!…でも手に入らない。専門店でも1,2年入って来ない。
つまり、酒屋さんに定価で並んでいたら即買い!!

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響 21年

 

響 30年
希望小売価格125,000円(市場価格500,000円)1997年発売

山崎ホワイトオークを中心に酒齢30年以上のモルト、グレーンを厳選した、サントリーのフラッグシップ商品です。

年間2000本程度の限定品で唯一、鏡クリスタル製の30面クリスタルボトルに入れられています。(30年だけに30面カットです)

でも2000本とはいえ毎年発売しているんです。
希少な限定品でモルト原酒には秘蔵のサントリー長期熟成樽の中から最低でも酒齢30年以上。(これ最低30年ですから…35年、40年が入っているかも知れません)

30年を名乗るためには、グレーン原酒も30年以上を使わなくてはなりません。
これも酒屋さんに定価で並んでいたら、即買いです!!

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響 30年

 

響 ジャパニーズハーモニー マスターズセレクト
(Hibiki Japanese Harmony Master’s Select)
希望小売価格10,000円(市場価格25,000円)2015年

こちらは空港の免税店でDFSグループという会社とコラボして生まれた商品ですので、当然DFS免税店限定商品です。

響ジャパニーズハーモニーに山崎シェリカスク原酒を特別にブレンドした限定品。これは地味に美味しいと思います。

響ジャパニーズハーモニーにシェリー樽原酒を加えるってサントリー響の真骨頂って感じですので不味いわけがない…かなり美味しいはず。
ミズナラ樽+シェリー樽ですからね。

海外旅行に行くお友達に頼んで買ってきてもらうしかないね。…っていうか一番手に入りやすいのが、響 ジャパニーズハーモニー マスターズセレクトだと思います。

市場取引価格が結構高いから頼む価値あり!!

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響 ジャパニーズハーモニー マスターズセレクト
(Hibiki Japanese Harmony Master’s Select)

 

ここからは、響の…
終売したもの、休売したもの、限定品

響 12年
希望小売価格5,000円(市場価格45,000円)2009年~2015年

酒齢12年以上のモルト原酒、グレーン原酒数種類に加え、梅酒を熟成した樽で熟成させたモルト。2015年2月をもって販売終了。

結構変わり種、梅酒熟成樽を使ったモルト。でも記憶にある人はわかります…かなり美味しい。

元々は響の一番一般的なクラスの商品だったんですけど終売となり、代わって響ジャパニーズハーモニーが出てきたって事です。

終売はしてますが、オークションやアマゾンで見かける事もあります。(でも高いよ…今、アマゾンで確認したら45,000円だった)

もしバーなどでボトルを見かけたら、梅酒樽熟成モルトを意識して飲んでいただきたいですね。

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響 12年

 

響 17年
希望小売価格12,000円(市場価格40,000円)1989年~2018年

これは最初に出た響です。2018年で休売です…つまり終売ではないので復活するって事です。

今では当たり前に使われていますが、ミズナラ樽を有名にしたのが響17年だったんです。サントリーの中では元々ミズナラ樽は、和樽と呼ばれていました。古くは1940年代から使われていました。

響17年、1989年、この頃からミズナラ樽と区分して呼ぶようになりました。このミズナラ樽を使うようになったキッカケって言うのは、外国から樽材が自由に調達できなくて、やむを得なく国産の樽材で作ったんです。

最初の頃は、特に価値のある原酒になるという見込みも評価もありませんでした。でも、ミズナラ樽を2回、3回と貯蔵に使ううちに、気になる癖が抜けてきて、和的な独自の良い香りが出てきたみたいです。

よく言われるのが、白檀とかの香木、線香的な感じ…その香りが評価されたのは、響17年からだったんです。

やはり響17年は、”これこそ響だ!” と言えるものだと思います。

原酒比率は…
モルト50%
・グレーン50%
…1対1、サントリーのブレンダーがおしゃってました。

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響 17年

 

響 35年
希望小売価格1,000,000円(市場価格3,500,000円)2002年、2007年、2012年、2016年

4回発売していまして、どの年も限定150本…つまり響35年と名のつく物は、この世に600本で回りました。

どれも年代が違うので味も違うし、ボトルの形も違います。インターネット限定発売で年代ごとに有名な陶芸家が作った器に特別にブレンドされた35年以上の原酒をブレンドした特別限定品です。

長いものでは、46年に及ぶ原酒も含まれた商品もあるとの事。

各年、150本、一瞬で売り切れたらしいです。(この商品は我々の口に入ることは無いですね…笑)

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響35年

 

響 ディープハーモニー DEEP HARMONY
希望小売価格13,000円(楽天価格94,800円)2013年発売

4000本限定品。響としては初めてバー業務店向けの限定商品。響17年をベースに赤ワインの空樽で十分に熟成された白州モルトに加えて、シェリー樽で長期熟成された知多グレーンをブレンドした商品となります。

バー、業務店向けと言っても、当時酒屋の店頭に並んでいたようです。

サントリーとしては…
・BARでも使ってもらいたい
・使っている原酒の中身を開示する事でバーテンダーの方が説明しやすい
・限定品なので原酒確保という制約から外れ安定供給を考えずに美味しいものを作った
…かなり実験的な試みだったようです。

ディープハーモニーのモルトは、1996年に蒸留した白州のノンピートのワイン樽原酒が使われていて、熟成期間が少し足らなくて、ギリギリ17年にならなかったらしいんです。だからノンエージになっているようです。

どれくらい足りなかったかと言いますと16年8ヵ月だったもので4ヶ月足りなかったんです。でもこれを使うのがベストだという事でノンピートを使ったようです。(17年を名乗りたかったでしょうね…笑)

1996年蒸留/白州モルト ノンピート・ワイン樽原酒
1988年蒸留/知多グレーン・シェリー樽原酒

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響 ディープハーモニー DEEP HARMONY

 

響 メロウハーモニー MELLOW HARMONY
希望小売価格13,000円(楽天価格94,800円)2013年発売

ハーモニーシリーズ第2弾!…限定商品でしたが、導入当時から個人でも買えたようです。響17年をベースに30年を越える長期熟成の山崎モルト原酒、30年を越える知多グレーン原酒がブレンドされた商品。

サントリーの記録上では、アメリカンオークの樽だったんです。でも飲んでみるとミズナラだったんです。おかしいなと思ったんですけど美味しかったものでその原酒を使ったようです。なんでかは不明で…”まあ、美味しいから、いっか!”…って感じで限定販売にしたようです。

原酒は…
1982年蒸留/山崎モルト原酒
1981年蒸留/知多グレーン原酒
…が使われています。

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響 メロウハーモニー MELLOW HARMONY

 

響 17年 50.5
希望小売価格13,000円(市場価格86,000円)2004年~2009年

短期間発売していたものなんです。「50.5とはなんだ」ってことなんですが響17年と同じく、樹齢17年以上のモルト原酒を使用。冷却ろ過および加水をせず50.5度のアルコール度数で樽出しされた商品。

響シリーズでは唯一、24面のディキャンタではなく、細長い瓶に詰められた。
2009年に生産終了。

やっぱボトルがダメですよね…響じゃない!!

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響 17年 50.5

参考サイト:「CROSSROAD LAB - YouTube

管理人の独り言

響を気軽に飲める場所があるんです。(なんと響30年が2900円で飲めるんです)

それも定価で…(BARで飲むより超お得…笑)

西日本の方なら サントリー山崎蒸留所
東日本の方なら サントリー白州蒸留所

このサントリーの2つの蒸留所には、有料試飲コーナーがあるんです。
メニューは同じ…

ルールは、全てストレート(15ml)でのご提供。
15mlっていうとバーで飲むストレート1ショットが30mlですから、半分の量だと思ってください。

テイスティングカウンター価格表
山崎25年 2900円
山崎18年 600円
山崎12年 200円

白州25年 2900円
白州18年 600円
白州12年 200円

響 30年 2900円
響 21年 600円
響 12年 200円

ローヤル 100円
リザーブ 100円
オールド 100円
角瓶 100円
トリス 100円
知多 100円

山崎・白州・響の工場限定版 100円~500円

因みに…
山崎25年 市場価格80万円
山崎18年 市場価格8万円
山崎12年 市場価格4万円

白州25年 市場価格50万円
白州18年 市場価格6万円
白州12年 市場価格4万円

響30年 市場価格50万円
響21年 市場価格5万円
響17年 市場価格4万円

でもテイスティングカウンターでは、市場価格ではなく、定価の価格で提供していますので…かなりお得!

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響 衣装ボトル…カッコいい!!

 

 

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