旅cafe

旅行会社の元社員が書く旅日記です…観光情報、現地の楽しみ方、穴場スポットなどを紹介します。…当ブログ記事は転載OK…リンクを貼っていただけるなら遠慮なくお好きにお使いください。

日本一深い湖 田沢湖

f:id:tabicafe:20200904101857j:plain

田沢湖 吸い込まれるような碧の湖面にひときわ映える伝説の“たつこ像”

瑠璃色に輝く田沢湖

田沢湖(たざわこ)は、秋田県の中東部の仙北市に位置する湖。

円形で直径は約6km、最大深度は423.4mで日本第1位(第二位は支笏湖、第三位は十和田湖)、世界では17番目に深い湖である。世界で最も深い湖であるバイカル湖になぞらえて「日本のバイカル湖とも呼ばれる。

湖面標高は249mであるため、最深部の湖底は海面下174.4mということになる。真冬でも湖面が凍り付くことはない。

f:id:tabicafe:20200904102303j:plain

舟越保武作の「たつこ像」
田沢湖 たつこ像の後ろから昇る日の出

辰子伝説

日本の湖の中では、チョット地味な存在の田沢湖ですが、何気にいいですよ。
田沢湖を楽しむ基本として、まずは ”辰子伝説” を知らなければなりません。

田沢湖周辺には、水をがぶ飲みして龍の体になった辰子と八郎がやがてめぐり合って夫婦になったという伝説がある。

田沢湖のほとり神成村に辰子という名の娘が暮らしていた。辰子は類いまれな美しい娘であったが、その美貌に自ら気付いた日を境に、いつの日か衰えていくであろうその若さと美しさを何とか保ちたいと願うようになる。

辰子はその願いを胸に、大蔵観音に百夜の願掛けをした。必死の願いに観音が応え、山深い泉の在処を辰子に示した。そのお告げの通り泉の水を辰子は飲んだが、急に激しい喉の渇きを覚え、しかもいくら水を飲んでも渇きは激しくなるばかりであった。

狂奔する辰子の姿は、いつの間にか龍へと変化していった。自分の身に起こった報いを悟った辰子は、田沢湖に身を沈め、そこの主として暮らすようになった。

北方の海沿いに、八郎潟という湖がある。
ここは、やはり人間から龍へと姿を変えられた八郎太郎という龍が、ついの住み家と定めた湖であった。しかし八郎は、いつしか山の田沢湖の主・辰子にひかれ、辰子もその想いを受け容れた。それ以来八郎は辰子と共に田沢湖に暮らすようになり、主のいなくなった八郎潟は年を追うごとに浅くなり、主の増えた田沢湖は逆に冬も凍ることなくますます深くなったのだという。

なお、湖の北岸にある御座石神社には、辰子が竜になるきっかけとなった水を飲んだと言われる泉がある。

田沢湖の湖畔には辰子伝説にまつわる像が4体ある…
・湖の西岸、漢槎宮近くにある舟越保武作の「たつこ像」
・湖の東岸にある「辰子観音」
・北岸にある「姫観音像」
・御座石神社境内にある「たつこ姫像」
…がある。

f:id:tabicafe:20200904111950j:plain

湖の西岸 漢槎宮近くにある舟越保武作の「たつこ像」

田沢湖 湖畔案内

その昔火山爆発により形成され、大陥没によって生まれたカルデラ湖といわれています。ペルシャンブルーに輝く湖面は神秘的で独特の存在感を放つとあって、その光景を一目見ようとGWや紅葉シーズンを中心に多くの観光客が訪れます。

f:id:tabicafe:20200904114547j:plain

上空から見るとほぼ円形になっている田沢湖

永遠の若さと美貌を願い、湖神となったと伝えられる「たつこ姫」の金色に輝くブロンズ像も田沢湖のシンボルとして有名です。

f:id:tabicafe:20200904113957p:plain

赤枠:御座石神社」「緑線:蓬莱の松」「黄丸:遊覧船乗り場・レストハウス・秋田犬見学所」「青枠舟越保武作の”たつこ像”・浮木神社(漢槎宮)」

御座の石神社

御座の石神社(ござのいしじんじゃ)は田沢湖の北側にあり、知る人ぞ知る美のパワースポット!…美貌成就・縁結びなどにご利益があるとされています。

f:id:tabicafe:20200904115238p:plain
f:id:tabicafe:20200904115248p:plain
たつこ姫御守 美貌成就・縁結びなどにご利益が
美しくなれる神社なんて他にありますかね…管理人は聞いた事が無い

御祭神は辰子姫
慶安3年(1650年)に秋田藩主佐竹義隆公が田沢湖を遊覧した際、腰をかけて休んだことからこの名がつきました。

社殿には半身が龍になった辰子姫石象、周辺に「潟頭の霊泉」「かなえる岩」 「願橋」「辰子の鏡石」などパワー満載スポットが点在し、散策道が整備されています。

f:id:tabicafe:20200904115634p:plain

社殿には半身が龍になった辰子姫石象

f:id:tabicafe:20200904115707p:plain

「潟頭の霊泉」・「散策路」

蓬莱の松

蓬莱の松の樹齢は300年くらいです。中国の伝説では、仙人の住む蓬莱山というところの松は枝ぶりがよいことで有名で、その松に似ているところから名付けられました。
残念ながら枝が折れてしまい、現在の姿は形状が異なっています。

f:id:tabicafe:20200904120235j:plain

蓬莱の松

秋田県無料見学所

秋田犬は国の天然記念物に指定されている日本犬種のうち唯一の大型犬種です。忠犬「ハチ公」の話は海外に知れ渡るほど有名で、主人の亡き後の10年間に渡り渋谷駅に通い待ち続けたエピソードが感動を集めました。秋田犬は素朴さと渋さを秘めた感受性の強い日本犬です。

秋田犬は、忠犬ハチ公のふるさととして大館市が有名ですが、田沢湖で秋田犬に出会うことができます。 

f:id:tabicafe:20200904120804p:plain
f:id:tabicafe:20200904120815p:plain
「秋田犬見学所」は、おみやげとお食事処・田沢湖共栄パレス敷地内
f:id:tabicafe:20200904120837p:plain
f:id:tabicafe:20200904120828p:plain
灰色に黒い毛がまだらに虎のように入った虎毛も人気者…秋田犬のほか秋田三鶏(声良鶏・比内鶏金八鶏)もみることができます。

田沢湖遊覧船

湖に来たら遊覧船は、お約束です…(笑)

ペルシャンブルーの湖面とたつこ姫の伝説に彩られる、水深日本一の湖・田沢湖

遊覧船は約40分をかけて田沢湖畔を一周する高速船。湖はとても穏やかで揺れないため、船酔いしやすい人にもおすすめです。レストランや土産物屋が並ぶ「田沢湖レストハウス」の券売所でチケット(大人1220円・税込)を買い、遊覧船が止まっている「白浜」エリアの桟橋まで歩いて向かいます。

デッキにて、たつこ像とのツーショット撮影がおすすめです。

f:id:tabicafe:20200904121252p:plain

田沢湖遊覧船 湖に来たら遊覧船は、お約束です…(笑)

時間のある人は遊覧船に乗り込む前に、桟橋横の湖面をちらっと覗いてみてください。ギョッと驚くかもしれませんが、ウグイの群れを見ることができます!かつて田沢湖には多くの魚が暮らしていましたが、1940(昭和15)年に玉川酸性水が導水されてからは酸性の水に強いウグイだけが生息しているそうです。

f:id:tabicafe:20200904122155j:plain

遊覧船上からも見ることができるウグイの群れ。桟橋では餌(100円・税込)も売っている

このエリアは湖面が特に青く見えるのが特徴で、船上から見下ろす湖はまさにペルシャンブルー。湖面がより綺麗に見えるように、遊覧船が少しの間エンジンを止めて波を抑えてくれているんです。静寂の中に浮かぶ風景は絵画のように美しく、まるで時間が止まったかのよう。

f:id:tabicafe:20200904122712j:plain

バスクリン入れたみたいな田沢湖バスクリンのわかる人は管理人世代…(笑)

浮木神社(漢槎宮)

浮木神社(うききじんじゃ)は辰子像の横にある小さな神社。辰子姫伝説で八郎太郎が川伝いに潟尻川から来て、田沢湖へ入った場所に立てられています。明和6年(1769年)に俳人・漢学者の益田滄洲により「漢槎宮(かんさぐう)」の名が付けられました。
(流れついた大木を祀っているため浮木神社と呼ばれています。) 辰子姫と八郎太郎の2人に関係するこの神社は、縁結びの神社でもあり、たくさんのカップルが訪れるスポットです。

f:id:tabicafe:20200904121929p:plain
f:id:tabicafe:20200904121828p:plain
素敵な人と結ばれたい! 恋愛成就の“浮木神社”(漢槎宮)

たつこ像

最後に紹介するのは、田沢湖のシンボル… ”たつこ像” …。
もう散々ぱら説明したからいいですね…(笑)

駐車場の説明だけしておきます…
・たつこ像
・浮木神社(漢槎宮)
…ともに駐車場はありません。

そこで下記の画像を確認ください。(Googleマップストリートビュー

写真…
・左が「たつこ像」
・中央が「浮木神社(漢槎宮)」
・道を挟んで右が「斉藤商店」
…です。

f:id:tabicafe:20200904124804p:plain

斉藤商店は酒屋です。
ここでお買物をしましょう…ビール、つまみ、ジュース、お菓子…などね。
斉藤商店の駐車場かなり広い(観光バスも停まる)…十分停められると思います。

f:id:tabicafe:20200904125327j:plain

たつこ像、秋田駒ヶ岳、遊覧船のコラボをパシャリ!

管理人の独り言

上記で ”辰子伝説” を語りましたけど実は辰子伝説は、三湖伝説 の一部なんです。

辰子と結ばれた八郎潟の八郎太郎は、元々は十和田湖近辺でマタギをして暮らしていました。しかしある日、仲間の掟を破り、仲間の分のイワナまで自分一人で食べてしまったところ、急に喉が渇き始め、33夜も川の水を飲み続け、いつしか33尺の竜へと変化していった。

自分の身に起こった報いを知った八郎太郎は、十和田山頂に湖を作り、そこの主として住むようになった。この湖が十和田湖である。

十和田湖を作ったのは、八郎太郎だったんです。

八郎太郎が作った十和田湖に南祖坊という坊さんが厳しい修行の末たどり着いたんです。

八郎太郎:「あんたいったい何者だ」
南祖坊 :「旅のものだがここに住む」
八郎太郎:「勝手な事いわれちゃ困るよ」
南祖坊 :「じゃ勝負だ」
八郎太郎:「(なんだよいきなり…どういう坊さんなんだ)」

…という事で八郎太郎と南祖坊は、十和田湖を賭けて対決をしたんです。7日7晩戦った末、勝者は南祖坊!

敗れた八郎太郎は、住む場所を求めて日本海方面に落ちていったんです。
海の近くに適地を見つけた初郎太郎は、川を堰き止め 八郎潟 を作ったんです。

その後は、辰子伝説につながるんですけど…その前があるんです。

八郎太郎は、辰子に惹かれて毎冬、田沢湖に通うようになったんですが、ある時、そこに南祖坊が立ってました…

八郎太郎:「またあんたか…今度は何だよ…」
南祖坊 :「辰子をもらう」
八郎太郎:「(まじー…)」

そして八郎太郎のリベンジマッチ…激闘の末、勝ったのは八郎太郎でした。

パチパチパチ…

 

9/10日 追記情報

読者の方より…
田沢湖をバカにすんなよ…」
田沢湖は、地味じゃないぞ、メジャーです!」
…との事。

調べてみましたよ…。
日本の湖の数を地理院地図上で数えた人がいましたよ。(管理人も相当なヒマ人だけど…この人も凄い…笑)

対象としたのは、面積が0.01平方km(=100m四方)以上のすべての湖沼で、自然湖のほかに人工湖も含めて、全国には 12,725湖あることが分かったとの事。

12,725湖…凄い数…ビックリ!!
そんな湖沼のランキングを見つけました…。

旅好きによる日本の湖沼ランキング!
TOP30

1位:白金青い池(北海道)
2位:中禅寺湖(栃木)
3位:洞爺湖(北海道)
4位:阿寒湖(北海道)
5位:五色沼(福島)
6位:十和田湖(青森)
7位:摩周湖(北海道)
8位:河口湖(山梨)
9位:宍道湖(島根)
10位:芦ノ湖(神奈川)

11位:田沢湖(秋田)、12位:猪苗代湖(福島)、13位:知床五湖(北海道)、14位:金鱗湖(大分)、15位:山中湖(山梨)、16位:琵琶湖(滋賀)、17位:榛名湖(群馬)、18位:諏訪湖(長野)、19位:支笏湖(北海道)、20位:猿沢池(奈良)、21位:大正池(長野)、22位:モネの池・根道神社(岐阜)、23位:白樺湖(長野)、24位:十二湖(青森)、25位:本栖湖(山梨)、26位:奥多摩湖(東京)、27位:三方五湖(福井)、28位:屈斜路湖(北海道)、29位:精進湖(山梨)、30位:明神池(長野)

田沢湖11位…十分メジャー級…前言取り消し!

田沢湖は地味じゃありません” …(笑)

 

 

 

当ブログお奨め記事

www.tabi.cafe