
彼岸花で赤く染まる
高麗川「巾着田」
埼玉県日高市内を流れる清流、高麗川(こまがわ)が蛇行した形が「きんちゃく」の形に似ていることから、巾着田と呼ばれるようになりました。

「巾着田付近の高麗川、どうしてこんなに曲がったの?」
「真っ直ぐに流れれば済むことじゃね?」
…そっちの方が気になる管理人でした…(笑)
直径約500メートル、面積約22ヘクタールの川に囲まれた平地には、菜の花、コスモスなどの花々が咲き、中でも秋の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)群生地は辺り一面が真紅に染まり、まるで赤い絨毯(じゅうたん)を敷き詰めたようです。毎年多くの人がその美しさに惹かれて訪れます。

巾着田 歴史
昭和40年代後半に、巾着田の用地を当時の日高町が取得し、藪や竹林、葦に覆われた現地を整地したところ、9月頃一斉に曼殊沙華、彼岸花が咲いたんです。
これは、高麗川の増水で流れてきた彼岸花(曼殊沙華)の球根が根ついたものです。
秋の彼岸には、500万本の彼岸花が赤い絨毯を敷き詰めたように咲き渡ります。

天皇皇后両陛下の御来園
平成29年(2017年)9月20日、天皇皇后両陛下が巾着田曼珠沙華公園を私的なご旅行で訪れ、満開の曼珠沙華を観賞されました。

天皇陛下がいらっしゃったって聞くと、一気にありがたみが増す管理人でした…(笑)

記念碑も建っています…当然ですね!!
巾着田曼殊沙華公園 案内
”ヒガンバナ”とも呼ばれる曼珠沙華(まんじゅしゃげ)が見られる場所は全国各地にありますが、ここ巾着田のように雑木林に咲く大規模な群生群は珍しく、巾着田の500万本の曼珠沙華として全国的にも有名になりました。
見頃を迎えるのは9月下旬〜10月上旬頃。一面が赤い絨毯のように真っ赤に染まる様子は、言葉がでないほどの美しさです。曼珠沙華の開花にあわせて曼珠沙華まつりが開催され、期間中は約30万人もの人が訪れます。

「青丸:あいあい橋」「青⇒:日和田山」
ドレミファ橋(沈下橋)
沈下橋(ちんかばし)とは、…「台風や大雨により川が増水した際に、川の下に沈みこんで橋自体が流されないように設計されている欄干のない橋です」…欄干がない事により、水の抵抗を少なくする設計なんです。
沈下橋で有名なのは、高知県四万十川に架かる沈下橋です。(四万十川に架かる沈下橋の記事「最後の清流、四万十川に架かる沈下橋 - 旅cafe」)
高麗川に架る歩行者専用の潜水橋(沈下橋)がドレミファ橋。
川の水はとてもキレイ!水深も浅く、河原も広いので、レジャーシートを広げて休憩することもできます。
日本全国に沈下橋があるようなんですが、巾着田にもあったとは…(笑)

増水時は沈んでしまいます。
あいあい橋
巾着田の高麗川に架かる歩行者専用橋 橋長91.2mで木製トラスト構造の橋としては日本一の長さで、自然景観に見事に調和しています。

橋と曼殊沙華…撮影スポットとして人気です。
巾着田曼殊沙華まつり会場
広場には、お団子、焼きそば、から揚げ、ドーナッツなどなど、B級グルメや栗、茶といった名産を楽しめます。…とにかくたくさんの出店があるので、会場全体も賑わっています。
会場内には、お手洗い、広い休憩場もしっかり完備されているので、お年寄りの方でも安心して訪れることができます。

日和田山
”暑さ寒さも彼岸まで” …良い季節を迎える頃に咲くのが彼岸花です。
という事で日和田山へのハイキングをご紹介いたします。
日和田山は標高305m…
時間的には1時間かからないで登れちゃう山です。
実は、山頂から巾着田の全貌、湾曲した形が一望できるんです。
山頂付近の金刀比羅神社からは、美しい景色が楽しめます。日高市のシンボル的存在で、多くの人に愛されている山です。

日和田山は一年を通じて登山が楽しめます。
巾着田は、春は菜の花、秋は彼岸花、四季折々の風景も魅力的、でも一番のお奨めは、お彼岸の時期ですね。
高麗駅から登山口までは約20分程度。登山口近くには綺麗なトイレもあります。
登山道はよく整備されていて、標識もあるので歩きやすいです。人とすれ違う際には挨拶も忘れずに!

登山口から10分程歩くと、急な岩場を登る「男坂」とよく整備された迂回路「女坂」の分岐が現れます。男坂は登りごたえがある岩場が連続しますので、歩きなれていない人は女坂を選びましょう。

男坂は急な登りが続く上、大きな岩場も通過しますので、前日に雨が降って滑りやすくなっている場合などは要注意です。ただし、鎖を掴んで進むよう本格的な岩登りではないので、慎重に進めば問題ありません。「達成感」を求める人は是非チャレンジしてみてください!

男坂・女坂を登りきると、金刀比羅神社の二ノ鳥居が現れます。こちらは市内を一望できる人気の絶景ポイント。スペースも広く、休憩にもぴったりです。

巾着田が見えます…ここからだと彼岸花はわかりませんね。
鳥居からさらに10分程登るとようやく山頂です!山頂にはベンチの休憩スペースもあります。男坂を下ることは大変難しいので、下山路は必ず女坂を理用しましょう。

参考サイト:「【YAMA HACK】日本最大級の登山マガジン - ヤマハック」
巾着田 利用案内
入園料:300円(曼珠沙華まつり期間中)
駐車場:500円
西武池袋線「高麗駅」から徒歩15分
所在地:埼玉県日高市大字高麗本郷125-2
管理人の独り言
彼岸花っていうと…
・お墓
・不吉
・死
…ってイメージがあると思います。
決して不吉ってことは無いと思いますが、贈り物に彼岸花包んだら…
「この人チョット変わってる」
…とは思われるでしょうね。
お墓、彼岸、仏様、そいういイメージが付いたのは、彼岸にお花参りに行くときに咲いているからなんです。
確かにお墓にも咲いているかも知れませんが、彼岸花が咲いているのは、お墓だけではありません。

彼岸花の他の呼び名は…
曼珠沙華(まんじゅしゃげ/かんじゅしゃか)
死人花(しびとばな)
地獄花(じごくばな)
幽霊花(ゆうれいばな)
剃刀花(かみそりばな)
狐花(きつねばな)
捨子花(すてごばな)
毒花(どくばな)
痺れ花(しびればな)
天蓋花(てんがいばな)
狐の松明(きつねのたいまつ)
狐花(きつねばな)
葉見ず花見ず(はみずはなみず)
雷花(かみなりばな)
レッドスパイダーリリー
ハリケーンリリー
マジックリリー
…などとなっていまして…あまり良い名前はもらっていませんね。

情熱/独立/再開/あきらめ/悲しい思い出/思うはあなた一人/また会う日を楽しみに
花言葉は、ポジティブなんです。
でも…彼岸花の花は死や不吉なイメージの方が強いですよね。
それは…
「彼岸花を家に持ち帰ると火事になる」
「彼岸花を摘むと死人がでる」
「彼岸花を摘むと手が腐る」
…といったいくつかの恐ろしい迷信があるためです。
これらは、花色や花姿が炎を連想させることと、彼岸花のもつ毒によるものとされています。
決して怖い花言葉をもっているわけではないのですが、死や不吉な印象があることから贈り物として用いられることはほとんどありません。

彼岸花の球根は毒があります。
地中に潜むモグラやネズミは、他の植物の根はかじっても、彼岸花のものはかじらないと言われています。「毒」と聞くと少し怖いイメージをもちますが、その美しい花とともに花名の由来や歴史的な事実も学んでいくと、彼岸花の印象が変わるかもしれませんね。
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