日光杉並木街道…天にそびえ立つ緑のカーテンとも呼ばれています…
全長37kmに渡って道の両側に1万2000本の杉が、そびえ立つ並木道です。
徳川家の忠臣・松平正綱が20年の年月をかけて20万本の杉を植樹、…家康の33回忌の年に日光東照宮の参道並木として寄進しました。
高さ約30mにも成長したこの杉並木は現在日本で唯一、特別史跡と特別天然記念物の二重指定を受けています。
平成3年には「世界一長い並木道」としてギネスブックにも認定されています。
この杉並木は凄いです。
よくぞここまで植えたな!…って感じで感動すら覚えます。
…でも当時、日光東照宮の造営に際し、松平正綱が杉の苗木を寄進すると申し出たところ、諸大名からは…「東照宮に対して何とケチなことよ」とバカにされたそうです。
でも正綱は「末をご覧あれよ」と言い返したといわれておます…正綱偉い!…こうして素晴らしい杉並木が見られるのは正綱のおかげだったんです…。
ありがとう正綱!
世界に自慢できる杉並木…お楽しみください。
杉並木保護の取り組み
でも残念なこともありまして…この杉並木、実は、現在絶滅の危機に瀕しているようです…街道を通る車の排ガスや沿線の開発により、毎年100本ものスギが倒木や枯死により姿を消しています。
日光杉並木保護財団と栃木県によって回復、保護事業が行われているますが食い止めるまではいっていないようです。
平成8年より事業費を捻出するため「日光杉並木オーナー制度」が開始されています…是非、皆さんにも杉並木保護に興味を持っていただければと思います。
※…因みにこの「日光杉並木オーナー制度」について調べてみました。…1本当たり1000万円でオーナーになれます…地元企業中心に600本以上のオーナーがいるそうです。
この資金を基に栃木県が運用して保護費用に充てるというものです…解約したい場合は栃木県が元の1000万円で買い戻してくれるという事です…興味のある方は栃木県にお問い合わせください。