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旅行会社の元社員が書く旅日記です…観光情報、現地の楽しみ方、穴場スポットなどを紹介します。

御岳渓谷

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御岳渓谷

御岳渓谷は、JR青梅線御嶽駅の真下、関東山地を深く侵食した、渓谷で両岸に遊歩道があり、四季を通じて楽しめます。
環境省選定の日本、名水百選にも選ばれておりまして、江戸時代から東京の水道水として利用されてきました…秩父、多摩、甲斐、国立公園でも特に美しい清流美となっております。…両岸には、4kmもの遊歩道が整備されており思い思いの散策が楽しめます。

下記、御岳渓谷散策マップの説明です。
赤枠:美術館」、「青枠:見所」、「青⇒:橋」、「赤線:散策路

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御岳渓谷は、文化、芸術も楽しめます。…日本画壇の巨匠、川合玉堂(かわいぎょくどう)の作品や書斎が展示されている玉堂美術館(ぎょくどうびじゅつかん)をはじめ、御岳渓谷には美術館が3館、酒蔵見学ができる小澤酒造など…渓谷、遊歩道を散策しながら立ち寄る人も多いようです。

更に釣りの初心者でも渓流釣りが楽しめる、フィッシングセンターも2ヵ所、実際に流れる渓流を利用した釣り堀です。釣った魚をその場でバーベキュー…楽しいです。

他に…武蔵御岳神社にお参りに行くことを目的の方も数多く訪れます…JR御嶽駅からバスで御岳山山麓の滝本駅に…そこから御岳登山鉄道のケーブルカーで御岳山駅まで行きます。…その後は徒歩で御岳神社まで登ってゆき参拝…神社周辺には参道の商店街、滝、ロックガーデン、パワースポットなど一日かけて大自然の散策を楽しめます。

とにかく御岳渓谷というのは一日、二日かけて…楽しむところ…それが御岳渓谷です。

 

ここからは管理人お奨め…
御岳渓谷の楽しみ方!

限られた時間でサクッと楽しみたい方…
まずはクルマを寒山寺駐車場に停めましょう…。

それでは、散策マップの説明です…
赤枠:櫛かんざし美術館」、「緑枠:寒山」、「青枠:澤乃井」、「赤線:遊歩道」、「青線:駐車場~楓橋」、「青枠塗りつぶし:駐車場

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おすすめコースは…
まず…駐車場からスタートして楓橋を渡って澤乃井園へ…ここは小澤酒造が運営する庭園です。お土産やお食事もできるとっても楽しい場所…事前予約すれば、小澤酒造の酒蔵見学もできます。

続いて遊歩道を散策して渓流、渓谷美を満喫!楓橋に戻って記念撮影…そして帰りは寒山寺に参拝、鐘も付けますよ…(笑)

それと私からの一押しが「櫛かんざし美術館」…ここ素晴らしい!…前は通るけど入った事ない方が大半だと思います。
騙されたと思って、一度入ってください…後悔はさせません。

kushikanzashi.jp

櫛かんざし美術館、入場料も600円と安いですし、美術館からの御岳渓谷は絶景です。
館内は各時代の装飾品が櫛かんざしを中心に展示されており、日本女性の美に対するこだわりを実感する事が出来ます。

 

 

寒山:中国の蘇州にある寒山時と関係の深い寺です。…書家の田口米舫が明治18年(1885年)に中国の姑蘇城外の寒山寺を訪れた際、主僧の祖信師より釈迦仏木1体を託されました。帰国後、昭和5年(1930年)に小澤太平氏の協力によって建立されたのが御岳渓谷の寒山寺です。

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中国蘇州・寒山寺の和尚さんが2年~3年おきに参拝に訪れるそうです。

 

最後に小ネタを一つ紹介
先ほど御岳渓谷はが…「日本名水百選」に御岳渓谷が選ばれていると説明しました…私、ここで疑問が生じました…多摩川がなぜ名水百選に?…確かに御岳渓谷は素晴らしかったです…でも川がなぜ…と思いまして…調べてみました。

で…私の認識ですと…地下水脈が地上湧き出た清水ですとか川の源流などが名水…という印象でした…環境省のホームページを調べた結果は、名水百選の内、地底湖の水ですとか特殊な例もありましたが殆どが湧き水系でした。…で問題の川ですが全国で14ヵ所です。中には清流で有名な四万十川長良川中流域、木曽川中流域などありまして…多摩川の御岳渓谷が選ばれるというのは、関東に住む我々としてはチョット誇らしいです。

 

 

 

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