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旅行会社の元社員が書く旅日記です…観光情報、現地の楽しみ方、穴場スポットなどを紹介します。…当ブログ記事は転載OK…リンクを貼っていただけるなら遠慮なくお好きにお使いください。

宗像大社

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宗像大社 辺津宮 拝殿・本殿

世界遺産 宗像大社

宗像大社は、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成資産の一つとして2017年(平成29年)に世界文化遺産登録されています。

沖ノ島 宗像大社 沖津宮(おきつぐう)
大 島 宗像大社 中津宮(なかつぐう)
本 土 宗像大社 辺津宮(へつぐう)

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「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群

ユネスコ世界遺産リスト登録物件で、日本の世界遺産の中では21番目に登録されました。

福岡県の宗像市及び福津市内にある宗像三女神を祀る宗像大社信仰や、大宮司家宗像氏にまつわる史跡・文化財を対象とするものであり、自然崇拝を元とする固有の信仰・祭祀が4世紀以来現代まで継承されている点などが評価されている。

世界遺産委員会では、航海と結びつく世界遺産の少なさを補完する物件という観点からも評価されています。

宗像大社

宗像大社は、日本神話に登場する日本最古の神社の一つです。御祭神は、天照大神の三女神で、沖津宮中津宮辺津宮にそれぞれ祀られ、この三宮を総称して、宗像大社といいます。

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宗像三女神

外交の要を託された美人姉妹

三女 本 土 市杵島姫神イチキシマヒメ
次女 大 島 湍津姫命タキツヒメ
長女 沖ノ島 田心姫神(タゴリヒメ)

宗像三女神スサノオとアマテラスが誓約の際、アマテラスがスサノオの剣をかじり息を吹きかけ生まれた神様であり、スサノオの子とされる。

宗像大社の祭神として祀られ、宮島の巌島神社にも宗像三女神が祭神として祀られている。

宗像三女神は長女にタゴリヒメ、次女タギツヒメ、三女イチキシマヒメと呼び、三姉妹とも大変美人な姉妹でここから美人三姉妹という言葉が生まれたのかもしれない。

この三姉妹のなかでもとりわけ美人だったのがイチキシマヒメ
イチキシマヒメは美人で水の神様だったことから、インドの神様、弁天様と同一化された。

また、アマテラスから直接神勅を受け降臨した神はニニギと宗像三女神だけである。それほど特別な神様だと言える。

アマテラスは宗像三女神に「宗像地方から朝鮮半島支那大陸へつながる海の道を守り、歴代の天皇をお助けすると共に歴代の天皇から篤いお祭りを受けられよ」と命じ宗方の地に降臨させた。

宗像三女神朝鮮半島に向け宗像大社から並ぶ島にそれぞれ鎮座し、海を見守っている。

・三女であるイチキシマヒメ宗像大社内の辺津宮
・次女であるタギツヒメは宗像から沖に出た大島の中津宮
・長女のタゴリヒメはさらに沖にある沖ノ島沖津宮

タゴリヒメが鎮座する沖津宮のある沖ノ島は、島そのものがご神体であり、禁忌がある。

沖ノ島には沖津宮に駐在する宮司がたった一人。
一般人が上陸出来るのは年に一度だけ。
一般人から限定200人が選ばれる。
但し、女人禁制で脚を踏み入れることはできない。
その理由はタゴリヒメが嫉妬深いと言う説がある。
上陸するときは全裸になり海中で穢れを祓う「禊」をしなければならない。
また、島から木や草、石のひとつも持ち出してはいけない。
女人禁制、島内で四つ足の動物をたべてはいけないなど。
また、沖ノ島で見聞きしたことを口外してはならない。
現在でもなお守り続けられている。

・ニニギは国内を固め
宗像三女神は外敵から守る

まさにニニギが国内を統治し繁栄させる繁栄の神。宗像三女神は外敵から守り平和を保つ平和の神とも言える。

宗像大社 辺津宮

宗像大社辺津宮は、天照大神御子神・三柱の姫神様を祀っている三宮の総社である「辺津宮」は、姫神のうち三女にあたる市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)を主祭神とする。

皇室、国家を守護する神として、宗像大神(むなかたおおみかみ)をお祀りする神社は全国に6000余社あり、宗像大社はその総本宮です。

現在は交通安全の神様として厚く崇敬され、車を購入するとまず宗像大社でお祓いをする方も多く、人々の間に信仰が浸透している。10月のみあれ祭では、沖津宮のお神輿と中津宮のお神輿を載せた2隻の御座船とお供の船団約200隻が繰り広げる荘厳な海上パレードが催され、境内には約150軒もの露店が並び、大勢の人でにぎわう。

11月1日~23日には西日本菊花大会があり、九州・山口から名花が一堂に会する様は圧巻。池の鯉にえさをやったり、高宮祭場へ続く “高宮への悠久の道” を歩いたり、のんびり過ごすのもおすすめ。

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宗像大社 辺津宮

辺津宮 本殿
福岡県宗像市田島2331
祭神:市杵島姫神 いちきしまひめのかみ
本殿:重要文化財 天正 6年 (1578)
拝殿:重要文化財 天正18年 (1590)

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宗像大社 辺津宮

高宮祭場

市杵島姫神の降臨の地とされ、社殿がない古代祭場です。月次祭にはお祭りがあり、10月3日には夜神楽(悠久舞)が舞われます。

高宮祭場へは、本殿より徒歩で10分近く歩くことになるが、是非訪れてい頂きたい場所です。元々、こちらの場所に社殿は建てられておりまして、現在では何もない場所ですが、森閑とした荘厳な雰囲気ただよう場所です。

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高宮祭場

摂末社(せつまつしゃ)

本殿の周辺には大小のお社が24社あり、121の神様が祀られています。

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宗像大社辺津宮 摂末社(せつまつしゃ)

「神社名及び祭神名」
 辺津宮境内 摂末社

1. 仮宮
2. 大神神社 [三輪明神]、河上神社[豊玉姫命]、五位神社[彦五瀬命]、只下神社[稲田姫命]、御衣代神社[衣通姫命]、津田神社[級長津彦命
3. 貴船神社 [高霊命]、犬王丸神社[彦星命]、四道神社[猿田彦命]、小野井神社[小野御霊]、息直神社[大直日命]、原比女神社[大宜都比女命]
4. 津加計志神社 [阿田賀田須命]、四道福松神社[大富道命]、祓方遠賀堺神社[ウブラ姫命]、山口御口代神社[麓山祇命]、須多田神社[田田彦命]、加津浦神社[伊賀津臣命
5. 正三位神社 [志賀大明神]、草上神社[野槌姫命]、四道神社[猿田彦命]、稗和神社[保命神]、御船漕神社[御蔭川神]、天宮金宮神社[金山彦命
6. 和加神社 [稚日姫命]、山口若宮神社仁徳天皇]、勝浦神社[健飯勝命]、年津両上神社[歳徳神]、酒多神社[酒彌豆女命]、前戸神社[手力男命]
7. 孔大寺神社 [水分命]、所主神社[埴安命]、龍王神社[綿積豊玉姫命]、止止神社[道主命]、年所神社[大山昨尊]、祝詞神社[天児屋根命
8. 浪折神社 [神直日命]、年津久神社[大歳神]、大井神社[健角身命]、飯盛神社[伊弉諾命]、和歌神社[柿本人麿 住吉大明神]、国玉神社[大国霊神]
9. 国連神社 [顕国玉命]、荒神社[素淺鳴命]、渡津神社[少童尊]、柳牟田神社[速秋津日女水神]、蛭田若宮神社蛭子命]、人見神社[天鈿女命]
10. 宮田若宮神社 [太玉命]、宰貴若宮神社[稚彦霊日命]、許斐神社[速玉命]、辻原若宮神社仁徳天皇]、十所王子神社建御名方命]、本木若宮神社八幡大神
11. 宇生神社 [伊邪那岐命伊邪那美命]、指來神社[阿蘇津彦命]
12. 政所神社 [素淺鳴命]、朝拝神社[天御食持命]、風隼神社[級長津彦命]、息送神社[大御食津命]、九日神社[月弓命]、息正三位神社[宇佐津意美命]、矢房神社[大日孁貴・大己貴・田心姫神]、風降天神社[少彦名命]、大都加神社[埴安命]
13. 百大神社 [住吉神社 荒御魂]
14. 二柱神社 [伊邪那岐命伊邪那美命
15. 藤宮神社 [藤原鎌足]、岡堺神社[玉依姫命]、楯崎神社[大己貴命]、上高宮神社[宗像清氏]、上袴神社[大市姫命]、山下神社[麓山祇命]
16. 稲庭上神社 [倉稲魂命]、宮地嶽神社[正勝山祇命]、與里嶽神社[䨄山祇命]、浦神社[大之吹上男命]、土穴若宮神社[譽田命]、森神社[木花開耶姫命
17. 妙見神社 [少彦社]、荒熊神社[伊弉諾命]、山部神社[赤人]、御竃神社[奥津日女]、山師神社[大山祇]、君達神社[若雷命]
18. 千得下符神社 [少彦命]、北崎四所神社[玉柱屋姫命]、須田神社[雨守大神]、地主神社大国主命]、厳島神社市杵島姫命]、下高宮神社[大宮司代々之霊]、照日神社[大日孁貴]
19. 祇園神社 [素淺鳴命]、縫殿神社[呉織穴織]、内浦若宮神社[天夷島命]、酒田神社[酒彌豆男命]、伊久志神社[伊伎志爾男命]、示現神社[大物主命]、熊野神社[許斐権現]
20. 織幡神社 [武内大臣]、飯豊神社[稲飯命]、御霊神社[八所御霊]、祓方神社[瀬織津姫命]、葦木神社[句句酒馳命]、山手神社[野椎姫命]、波寄神社[少彦名命
21. 牧口神社 [三毛入野命]、年毛神社[綿積豊玉彦命]、浜宮神社[宗像三女神]、西塔田若宮神社[稚雷神命]、池浦山王神社倉稲魂命]、久米神社[事代主命]、若八幡神社八幡神
22. 御鑰持神社 [倭姫命]、伊摩神社[大山祇命]、酒井神社[大山祇命]、池田若宮神社[若年命]、飯盛小盛神社[稲飯命]、湯済殿神社[少彦命]、白鬚神社[伊弉諾命]
23. 松尾神社 [大山昨神 若山作神 市杵島姫神
24. 蛭子神社 [夷]

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宗像大社辺津宮 摂末社(せつまつしゃ)

第二宮 第三宮

伊勢神宮の古い社殿を頂戴したもので、第二宮には田心姫神、第三宮には湍津姫神が祀られています。

大島に行くには客船、フェリーで渡らなきゃなりません。
沖ノ島は、一般人立入禁止です。

第二宮 第三宮で…
田心姫神
湍津姫神
…にご挨拶しておきましょう。

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宗像大社 第二宮 第三宮

宗像護国神社

日清・日露戦役に至るまでの記念碑を戦後、宗像郡遺族連合会が譲り受け、英霊の平安を祈ったことに始まり、昭和38年に鎮祭され、2,576柱の御霊がお祀りされています。

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宗像護国神社

宗像大社 辺津宮 利用案内

拝観料:無料
駐車場:有り(無料)
所在地:福岡県宗像市田島2331

大島 宗像大社 中津宮

福岡県宗像市大島1811
祭神:湍津姫神(たぎつひめのかみ)
本殿:福岡県指定文化財 永禄9年 (1566)
拝殿:昭和3年 (1928)

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宗像大社 中津宮 本殿

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宗像大社 中津宮 摂社・末社・境外神社

摂社・末社・境外神社

1. 前戸神社 前戸大神、蛭田若宮大神、鹽屋大神、伊摩大神、縫殿大神、渡津大神、國連大神、新宮大神、春日大神、酒井大神、伊久志大神、今山大神、若宮大神
2. 年所神社 年所大神、祝詞大神、山部大神、止々大神、荒熊大神、山師大神、君達大神、天宮金宮大神、御竈大神、草上大神、御船漕大神、朝拝大神、稗和大神、風隼大神、政所大神
3. 御嶽神社 御嶽大神、息送大神、息正三位大神、和加大神、九日大神、濱宮大神、御衣代大神、河上大神、龍王大神、五位大神、所主大神
4. 祓方神社 祓方大神、山下大神、森大神、津加計志大神、吹浦大神、示現大神、與里嶽大神、地主大神皇大神宮、飯豐大神
5. 國玉神社 國玉大神、犬王丸大神、四道大神、小野井大神、息直神社、原比女大神、御靈大神、禊方大神、葦木大神、山手大神、正三位大神、荒船大神
6. 岡堺神社 岡堺大神、津田大神、浪折大神、加津浦大神、大井大神、須田大神、山口御口代大神和歌大神、只下大神、楯崎大神、年津久大神、千得下符大神、須多田大神、飯盛大神、伊摩大神
7. 天ノ真名井
8. 織女神社 伊邪那美命
9. 須賀神社 須佐之男命、保食命、菅原神、大國主命
10. 恵比須神社
11. 天満宮
12. 大歳神社
13. 牽牛神社 伊邪那岐命

 

沖津宮遥拝所

宗像市大島字伊東1293
大島の北側にあり、沖津宮の鎮座する沖ノ島を遥拝する拝殿として、昭和8年に再建されたものです。天気のいい日には、沖ノ島を見ることができます。

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沖津宮遥拝所

沖ノ島 宗像大社 沖津宮

沖津宮

祭神:田心姫神
本殿:福岡県指定文化財
拝殿:昭和3年 (1928)

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沖ノ島

玄界灘のほぼ真ん中に浮かぶ沖ノ島に鎮座し、全島が国の天然記念物であり、国の史跡にもなっている貴重な島です。

住人はなく、女人禁制、上陸時には海中での禊、一木一草一石たりとも持ち出すことができない掟などが今も厳重に守られている神聖な島です。島全体が宗像大社の境内地であり、皇室・国家安泰の祈りが連綿と捧げられています。

沖ノ島は一般の立ち入りが禁止されており、神職以外は渡島できないようになっています。

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参考サイト:「宗像大社 公式ホームページ

管理人の独り言

宗像三女神は、皇室の先祖神の天照大神から直接神勅をいただいた二柱の一柱で…
瓊瓊杵尊ニニギノミコト)が天孫降臨を命じられ「内を固めよ」
宗像三女神が外交、港湾で「外を守れ」
…と天照大神から命じられたんです。

 

ここで宗像三女神の誕生
…についてのお話しをいたします。

皇室の祖先神、天照大神(アマテラス)は、三兄弟です。
天照大神は、太陽
月読命ツクヨミ)は、月
須佐之男命(スサノオ)は、海
…を支配する役割を与えられました。

スサノオは、海の統治を全くしません。(だから海はいつも荒れているんです)母親のイザナミに会いたいと駄々をこねていました。

父のイザナキに…
「そんなわがままを言うのならこの国を出ていけ」
…と追放されてしまいます。

スサノオは…
「しょうがないな…お母さんに会いに行く前に姉さんに挨拶しておくか」
…と高天原めざして上って行きます。

その頃、高天原では…
付き人:「アマテラス様、弟のスサノオ様が凄い勢いで上ってきます」
天 照:「何ですって」
天 照:「(いったいどういう魂胆かしら)
天 照:「(きっと高天原を乗っ取ろうというんじゃないかしら)」
…不安になる天照でした。

スサノオ:「お姉ちゃん、来たよ、スサノオだよ」
天  照:「あなたいったい何しに来たの」
スサノオ:「お姉ちゃんにお別れの挨拶にきたんだよ」
天  照:「嘘おっしゃい」
スサノオ:「じゃ僕が嘘をついてるかどうか誓約をしましょう」
天  照:「(え…どうしてそういう事になるのよ…まったく)」

※誓約(うけい)とは…
予め決められた通りの結果が表れるかどうかを占う方法

天  照:「じゃ貴方の腰の剣を貸しなさい」
スサノオ:「どうぞ…」

天照は、十拳剣を三段に折り、口に含んで息を吹き出したところに生み出されたのが…
市杵島姫神イチキシマヒメ
湍津姫命タキツヒメ
田心姫神(タゴリヒメ)
…の三柱の尊い神様、宗像三女神だったんです。

スサノオ:「美しい女神が生まれたって事は、僕の言った事は嘘じゃないって事だ」
天  照:「ええ…そ…そうなのかしら」
スサノオ:「やった!…しばらくここに置いてもらうよ」

…とスサノオは、喜び勇んでその場を立ち去りました。

天  照:「(ああ…なんて事なの…不安だわ…)」

この後は、天照の不安が的中してスサノオは、高天原で暴れまわり、困り果てた天照が天岩戸に隠れてしまったんです。

太陽神の天照が岩戸に隠れてしまったので、この世は、真っ暗になってしまいました。(これが天岩戸伝説です)

こうして天照とスサノオの誓約によって誕生した神様が 宗像三女神 なんです。

 

 

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