旅cafe

旅行会社の元社員が書く旅日記です…観光情報、現地の楽しみ方、穴場スポットなどを紹介します。

徳島・大塚国際美術館

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世界の名画に会いに行こう…その数なんと1000点以上!
大塚国際美術館

日本一入館料が高い美術館として知られています。入館料3300円。(因みに2位は箱根 岡田美術館2800円)…でもこれだけ払っても、十分元が取れるほど楽しめる。

アメリカ、ドイツに続いて世界で3番目に美術館の多い日本には452館もの美術館があります。人気、入場者数など美術館を評価する様々なランキングがありまして大塚国際美術館はランクインの常連です。

因みに…
小学館サライ.jp:日本の美術館ランキング4位
じゃらんnet:全国の美術館ランキング1位
TRiP EDiTOR:旅好き美術館ランキング4位
…他にもありますけどほぼBEST10にランクインしています。

見ごたえという点では、とにかく広い…全国で3番目!!
美術館延床面積ランキング
1位:
国立新美術館(東京)49,830㎡
2位:東京都美術館(東京)33,515㎡
3位:大塚国際美術館(徳島)29,412㎡
4位:金沢21世紀美術館(石川)27,920㎡
5位:ミホ ミュージアム(滋賀)20,780㎡
6位:広島県立美術館(広島)19,926㎡
7位:国立西洋美術館(東京)17,369㎡
8位:東京国立近代美術館(東京)17,192㎡
9位:MOA美術館(静岡)17,000㎡
10位:青森県立美術館(青森)15,837㎡、11位富山県美術館(富山)14,990㎡、12位島根県立美術館(島根)12,498㎡、13位山梨県立美術館(山梨)12,018㎡、14位豊田市美術館11,139㎡、15位チームラボ ボーダレス(東京)10,000㎡、16位地中美術館(香川)9,990㎡、17位箱根彫刻の森美術館(神奈川)9,004㎡、18位ポーラ美術館(神奈川)8,098㎡、19位岡田美術館(神奈川)7,700㎡、20位森美術館(東京)7,284㎡

今回は、そんな大塚国際美術館を語ります。

 

大塚国際美術館 概要

大塚国際美術館は、大塚製薬が運営している美術館なんです。大塚製薬といったら、元気はつらつ「オロナミンCドリンク」「ポカリスエット」「カロリーメイト」…懐かしいところでは「ボンカレー」も大塚食品

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…その大塚なんです。

この美術館には1000点以上の世界の名画、ダヴィンチ、ミケランジェロゴッホピカソルノアールマティスシャガールといった名画がずらりと並んでいますが…全て本物ではありません。…陶板技術で再現しています。

 

陶板化技術
陶板とは、陶器を板にしたもので、絵画を写真をもとに色を精密に分析して再現。転写紙に印刷、陶板に転写、陶板を焼く、レタッチ(手作業で修正)…焼付、レタッチを何度も繰り返して完成。

完成したものはほぼ永久に劣化せずに残ります。優れた美術品を後世に残すという意味で、大変意義のある行為。原寸大かつ寸分違わぬ姿で陶板に再現され、1000点以上の名画が再現されています。

陶板名画は約2000年以上にわたってそのままの色と姿で残るので、これからの文化財の記録保存のあり方に大いに貢献するものです。

ですから近づいて見てもOK…触ってもOK…モナ・リザだって触れますよ。

 

美術館建屋
美術館は、延床面積29,412㎡という巨大な建物です。でも自然公園の中に敷地がありまして2階建てまでしか建設許可が出ませんでした。ということで山の斜面を利用して地下3階、地上2階となっています。(チョット強引…これは明らかに5階建て…笑)

入口、正面玄関から長いエスカレーターで地下3階まで行って、ここから絵画を鑑賞しながら、上がって行く形になります。

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大塚国際美術館 館内案内

1階 2階:現代・テーマ展示
地下1階:近代・バロック
地下2階:バロックルネサンス
地下3階:古代・中世

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床に矢印…順路
館内には、床に矢印で順路が記されておりまして、矢印通りに進めば最短距離で全ての絵画を鑑賞することが出来ます。しかしですね…距離は4キロ。…4キロって結構ある…普通に歩いても1時間…チョットしたウォーキングです。(まあ…「全てじっくり」ってわけにはいかないでしょうね…因みに床は ”陶板” で出来ています)

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システィーナ・ホール<環境展示>バチカン市国(地下3階)
大塚国際美術館でも一番人気の展示室で。バチカン市国バチカン宮殿の中にあるシスティーナ礼拝堂にある天井画、壁画を完全再現した展示スペースです。

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描かれているのはルネサンスを代表する芸術家ミケランジェロの手による宗教画。天地創造からキリストによる最後の審判までを壮大なスケールで表現されています。

ミケランジェロは天井画に4年半、少年の祭壇画の最後の審判部分に5年…つまり10年の歳月をかけてこの全体作品を完成させています。

4年半天井を見つめ続けて、一人で300体もの人物を書き続けたミケランジェロは凄い!!

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レオナルド・ダ・ヴィンチ 最後の晩餐(イタリア・ミラノ)
キリストが十字架にかけられる最後の晩、12人の使徒とともに行った最後の晩餐。中央に描かれているのがキリスト。そして銀貨30枚の入った袋を握りしめている人物がユダです。

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世界で最も有名な宗教画となったこの最後の晩餐には、物語があるんです。3年かけて完成したその絵は、西洋美術の歴史に革命を起こす作品となりました。

オリジナルの最後の晩餐は、イタリアのミラノ、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会のドメニコ会修道院にあります。

この最高傑作は、第二次世界大戦で危うく灰になるところでした。修道院は爆撃を受けて破壊され、この絵は天井の無い場所に3年間も放置されたのです…戦争中、防水シートの下で空気や風に晒されながらも生きのびたのです。

戦争が終わり、修道院は再建され、絵の修復が行われます。この絵は、何度となく修復が繰り返されました。近年に技術で調べたところ、11回も修復されていた事がわかった。修復をするたびダヴィンチの作品から離れていきました。

そして修復を諦めて水で洗いなおす事としました。顕微鏡を使ってダビンチが使用した絵具のみを残して他を水で洗い流す。気の遠くなるような作業を20年20年に渡って行った結果、オリジナルに近い絵が出現しました。

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この修復の前と後の2枚の最後の晩餐を大近国際美術館では向い合せに展示しているんです。…これは見物!!

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最後の晩餐は完成直後から称賛を浴びました。やがてその絵はキリストと同じように神聖な存在となって行きます。 この絵は、常に人々の論争の的でした…それは現在も続いています。

最後の晩餐について詳しく書いた記事です「レオナルド・ダ・ヴィンチ 『最後の晩餐』…キリスト3つの名画の謎~その誕生に隠された真実~ - 旅cafe」…参照ください。

 

ゴッホが描いた7つのひまわり
世界中に散らばった7つのひまわりを一堂に観ることが出来ます。7つのひまわり、美術館に飾ってあれば見る事は可能ですが、1作目のひまわりは個人で所有している作品でして見ることが出来ません。

それと2作目は、かつて兵庫県の芦屋、日本にあったんですが空襲に遭いまして焼失してしまって  ”幻のひまわり” と呼ばれています。こちらに関しても資料を基に忠実に再現。この1点素晴らしく綺麗。背景が青く、ロイヤルブルーといわれています。

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日本にもあります。損保ジャパン「SOMPO美術館」でアジアで唯一所有しているひまわりです。

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管理人の独り言

大塚国際美術館に行ったら鳴門海峡の渦潮も見て帰っていただきたい。すぐ近くなんです。歩いても行けます。 

鳴門公園内です。…この鳴門公園がまた楽しいんです。…チョットだけ紹介します。
赤枠:鳴門第1駐車場」「青枠大鳴門橋遊歩道 渦の道」「青⇒:渦の道展望室」「黄枠大鳴門橋 架橋記念館エディ」「緑枠うずしお汽船」「ピンク枠大塚国際美術館

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大鳴門橋 架橋記念館エディ
渦潮のメカニズムや大鳴門橋の構造を楽しく学べる渦と橋のミュージアム

 

うずしお汽船
鳴門海峡の渦潮を間近に船の上から見ることが出来ます。船が小型ですので揺れる、流される…スリルを楽しみたいなら、この船一択!大塚国際美術館から船着場まで歩いて5分!(料金1600円)

 

大塚国際美術館
大塚グループが創立75周年記念事業として徳島県鳴門市に設立した日本最大級の常設展示スペース(延床面積29412平米)を有する「陶板名画美術館」です。

 

徳島県立 渦の道
渦潮、渦巻く鳴門海峡の真上まで歩いて行けます。それと徳島県立 渦の道” さすが県立の施設入館料が安い…なんと510円で入れます。…是非、立寄って頂きたい!

 

 

 

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