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旅行会社の元社員が書く旅日記です…観光情報、現地の楽しみ方、穴場スポットなどを紹介します。…当ブログ記事は転載OK…リンクを貼っていただけるなら遠慮なくお好きにお使いください。

カクキュー 八丁味噌の郷

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江戸時代から300年、変わらぬ製法で
八丁味噌は作られます

愛知県岡崎市、カクキュー八丁味噌の郷は、味噌蔵見学のできる八丁味噌の老舗です。創業から300年、変わらぬ製法で八丁味噌は作られます。

重りの石が高く積まれた大きな味噌樽が並ぶ光景は圧巻。八丁味噌の製法、歴史を学び八丁味噌への理解を深めれば、更に美味しく食べられるはず。

カクキュー八丁味噌の郷、…近くまで来た際は是非立寄りましょう。

 

NHK朝ドラ「純情きらり」のロケ地巡り

2006年放送のNHK朝の連続テレビ小説純情きらりの」ロケ地になったのが、 ”カクキューの味噌蔵” と裏通りの ”八丁蔵通り” です。主人公桜子(宮崎あおい)の嫁ぎ先が八丁味噌の老舗でした。

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八丁通りには、主人公桜子こと「宮崎あおい」の手形のモニュメントが建てられています。八丁蔵通りは、ちょうどカクキューの真裏の通り、スタッフの方に聞けばすぐわかります。

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実際に、この通りでロケを行い。時代背景を合わせるために道路に砂を敷き詰めたり、電柱を茶色にしたりしていたようです。

 

八丁味噌について

八丁味噌は、岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離にある八帖町(旧・八丁村)で、江戸時代初期より、旧東海道を挟んで向かい合った2軒の老舗が伝統製法で造り続けている豆みその銘柄です。

ひとことで味噌と言ってもいろいろあります
味噌は色で赤みそ白みそに分けられます。赤味噌は仙台、一部九州などで作られてきました。八丁味噌などの豆味噌もこの仲間です。

対して京都、長野の信州などでは米を使った白味噌です。昔は米は貴重品で京都の貴族階級の要求、江戸など物資が集まるところは、贅沢な白味噌が流通していました。

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しかし、三河は贅沢が出来る環境じゃなかったので豆味噌になったようです。大豆なら土地が痩せていても作れます。それと湿潤な気候も適していたようです。水分の多い白味噌だと腐ってしまいます。

戦国時代、三河武士団は兵糧として八丁味噌を持って戦場に行きました。縄で縛って腰につけられるし、腐らない、味も変わらないから戦場食にはもってこいだったらしいです。

 

大豆と塩のみを原料に、大きな杉桶に仕込み、矢作川の石を山のように積み上げて重石とし、天然醸造二夏二冬(ふたなつふたふゆ)熟成させます。味は大豆の旨味を凝縮した濃厚なコクと少々の酸味、渋味、苦味のある独特の風味が特徴です。

 

カクキューの八丁味噌を愛した著名人 

三島由紀夫尾崎士郎菊池寛岸田國士志賀直哉川端康成丹羽文雄長谷川伸舟橋聖一吉川英治山岡荘八山本有三林芙美子、岡本霊華、池田勇人井上準之助佐藤栄作高橋是清、藤山愛一郎、元田敏夫、田中光顕、金田一春彦新渡戸稲造、石田茂作、志賀重昂、鷹部屋福平、杉浦銀蔵 (2代目)、服部良一山田耕作入江泰吉川端龍子前田青邨川合玉堂藤田嗣治梅原龍三郎、松村松僊、加藤静児、小津安二郎尾上菊之助花柳章太郎、正岡家、伊藤左千夫与謝野晶子、早川千代、白井こう、北大路魯山人、秋月辰一郎、秋山好古、福沢桃介、岩瀬彌助、小林一三、橋本増治郎、小柳津要人、松永安左ェ門、伊藤小文司、田村魚菜、徳川家、松平家、細川家、大給家、冷泉家

実際にやり取りをした書簡、手紙、納品書などが所蔵されています。

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宮内省御用達

岡崎藩主・本多家の忠敬といった人たちの援助を得て明治25年宮内省への八丁味噌納入の道が開かれました。そしてその品質が認められ九年後の34年12月28日正式に御用達の許可を得ました。

宮内省(庁)御用達」という制度は昭和29年を以て完全になくなりました。当社の場合は五年ごとに交付される商標許可の辞令が昭和21年4月1日付けで最後となり、五年後の26年3月31日で御用達ではなくなりました。しかし、当社にとって宮内省御用達の許可を得たことは、大変名誉なことです。

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工場見学

6トンもの味噌を仕込む巨大な木桶が並ぶ味噌蔵の内部は壮観。この味噌蔵は国の登録文化財にも指定されているものです。

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熟成の際、仕込量6トンに対し約3トンの重石が職人の手によって丁寧に積み上げられます。木桶全体に均等に圧力が加わるように、なおかつ地震があっても崩れないほどしっかり積めるようになるには、少なくとも10年の経験が必要と言われています。これを積み上げることができるのは5人しかいないとか。

この樽を今作るとなると200万~250万円もするそうです。 

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資料館
明治40年建築の味噌蔵を改造し、内部は松坂屋がデザインして平成3年にオープン、人形7体で昔の味噌造りが分かりやすく展示されています。ほかに、宮内省御用達関係などの史料も展示しています。

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入場料:無料
開郷時間 9:00~17:00
定休日 年末年始
見学コース 所要時間50分(30分の蔵見学のみの対応も可能)

見学内容
・ 史料館・熟成蔵見学(ガイド付き)
・ 無料試食コーナー(2種類の味噌汁と田楽味噌をご試食いただきます)
・ 直売店 

岡崎公園前駅から徒歩5分。無料駐車場も完備しています。

 

管理人の独り言

八丁味噌は、癖があってどうも苦手なんだよね” って方けっこういるんですけど、カクキュー八丁味噌の郷に訪問して八丁味噌の歴史、文化を知れば…いっぺんに八丁味噌が好きになります。

最後にチョット面白いエピソードをご紹介します。

 

ドレスデン市万国衛生博覧会
明治44年(1911)ドイツ帝国ドレスデン市で万国衛生博覧会が開かれました。八丁味噌が出展されて、三等賞という高い評価を受けたんです。

同博覧会理事会が最も注目したのは、一ヶ月余にわたる日本からの長い航海、しかもその途中には赤道直下のインド洋を幾日も通らなくてはならなかったのに、八丁味噌の品質に何の異常もみられなかった点です。

当時、ヨーロッパ留学の経験者の話では、日本から送られる味噌がヨーロッパに着くと必ず腐敗、あるいは変味しているということでした。過酷な気候条件にも変質しない、安定した八丁味噌の品質が世界に認められた瞬間でした。

 

南極観測
南極観測隊の携行食品として、八丁味噌は昭和31年9月、耐暑耐寒試験を受けた結果、優秀と認められ、同年11月の予備観測から37年4月まで毎回使用されました。

という縁もありましてへブリザードでえぐられた大小二つの「南極の石」を寄贈されまして。史料館に展示されています。その後も、52年9月28日に第十九次南極観測隊の食料担当・小池勝夫氏から50キロの注文があったとの事。

 

ジュガールヒマール登山
昭和35年3月から7月にかけて、日本山岳連盟主催、東海地区山岳連盟主管、文部省・中部日本新聞社後援で行われたこの登山に、八丁味噌28.88キロを携行食品として持参。隊員は伊藤久行隊長はじめ全隊員8人。このほか八丁味噌は30年11月のマナスル登山隊の携行食品としても用いられています。

と言うように宮内省からも認められ、過酷な環境下でも品質が変わらない八丁味噌…素晴らしい!!

 

参考サイト:「合資会社 八丁味噌|株式会社 カクキュー八丁味噌

 

 

 

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