
日本三大鍾乳洞 龍泉洞(りゅうせんどう)
山口県 秋芳洞
高知県 龍河洞
岩手県 龍泉洞
この3つを称して日本三大鍾乳洞と呼んでいます。
今回紹介するのは、そのひとつ岩手の龍泉洞です。
この鍾乳洞は凄いですよ。…何が凄いかといいますと ”地底湖” …青、蒼、藍、碧…ドラゴンブルー…もう吸い込まれそう。
ビックリするような青です。

洞内総延長は知られている所で4,088mで、そのうち700mが公開中。
見つかっている地底湖は8つで、そのうち3つが公開中。
現在も調査が継続中で未知の部分もまだまだ多く、総延長は5,000m以上ではないかと言われています。
悠久の時が生んだ芸術品の様な鍾乳石たち。
世界有数の透明度の目の覚めるような青い地底湖。
龍泉洞は一度見れば忘れられない感動を味あわせてくれます。
龍泉洞の地底湖
いったいどれだけ深いの?
龍泉洞が水の湧く美しい湖があるのは、戦前からわかっていたそうですが、ここを観光するには、かなり難しく、戦後1950年代になってから、ボートで、まるで探検するかのように入り始めたのが始まりだと聞きます。
まず出てくるのが…
第1地底湖、水深35m
第2地底湖、水深38m
第3地底湖、水深98m
…と続きます。
地底湖、かなり深い。かなりの透明度、底に落ちてしまったゴミまでくっきりと見ることが出来るほど水が澄んでいます。…2度訪れて2度目でも感動できる。
第3地底湖、水深98m。これは98mまで水深が確認されている。… 「確認されている」という事は、…つまり「まだまだ深いんだ」…という事です。
実は、1968年(昭和43年)に洞窟探検家が潜水調査で事故を起こしています。命綱を付けて4名チームで潜ったんですが、途中、突如、水が濁り、1名が失神してしまい、チームは浮上を決断するも、サポートしていたメンバーも酸欠状態に陥り、緊急浮上。最終的に1名を救うことが出来なく犠牲者を出してしまったんです。
この地底湖下は、全部つながっているんですが…

上記、画像の一番下の部分より、深い部分は、現在でも調査が出来ておらず、未知の世界のままだそうです。
天然記念物のコウモリ
なんと龍泉洞とともに、コウモリも国指定の天然記念物になってるんです。
ウサギコウモリをはじめとした5種類のコウモリが生息している。1つの洞窟内に5種類のコウモリが住んでいるのは珍しいのだそう。コウモリが住む穴には、「蝙蝠穴」という看板が下げられています。

コウモリは唯一飛ぶことのできる哺乳類です。
果実を食べる種と昆虫を食べる種がありますが、岩手県には後者の種類だけが生息しています。 コウモリがねぐらとして洞穴を利用する場合は、夜に洞穴の外で餌を取り、昼は洞穴内で休むタイプと、夏は昼も森林で暮らし、冬の期間だけ洞穴内で冬眠するタイプの2通りあります。
冬の時期の洞内では、頭を下向きにして天井にぶらさがって冬眠するコウモリがあちこちで見られます。
また、コウモリは耳がよく発達しており、人間が聞き取れない超音波を発し、この反射音で障害物や餌を感知しながら暗闇を飛び回っています。これをエコロケーションといい、この特性により洞穴内でコウモリと人がぶつかるということは滅多にありません。 (良かった…コウモリとぶつかったら嫌ですよね…笑)
環境省選定 名水百選
龍泉洞の水は、名水百選に選ばれています…
「で、それがどうしたの」
…っていう皆さんの心の声が、また聞こえてきました。説明しましょう…
名水百選というぐらいですから、日本各所に名水が湧き出ています。
が、…管理人は言い切ります。… 「龍泉洞の水は特別!」
”龍泉洞地底湖の水” は「モンドセレクション」3年連続金賞受賞、「世界最高品質賞」「最高金賞」受賞など、数々の賞を獲得しているんです。
他にも、龍泉洞から湧き出した水は岩泉町内中心部1,600世帯以上の水道水として利用されていて、地域には無くてはならない存在となっています。
龍泉洞入口に水飲み場が設けられています。PH度が高くて癖のないおいしいお水です。ペットボトルに入れて持ち帰れます。(空のペットボト忘れないように持ってゆきましょう)

夏でも11度
鍾乳洞の中は、涼しいを通り越して ”寒い” です。
洞窟内の温度は一定ですから、冬は逆に暖かいと感じますが、問題は夏です。
暑い夏に後悔する人が続出…油断してはダメ!!
洞窟の中、非常に広いです(700mを公開)。素晴らしい地底湖、鍾乳洞をじっくりと時間をかけて見ていただきたい。…その為にも服装は、大事なポイントの一つ。
※通路が濡れているので足元にも注意が必要です。
龍泉洞 鍾乳洞 洞窟案内
地球の神秘!この美しさは、写真では伝わらない。
洞内はアップダウンが多く、なかなかの冒険感もありますが、急な階段は結構キツイ。でも水の透明度が高く、ライトアップの光と相まって幻想的な光景を楽しめます。

①改 札
ココが入口です。エアーカーテンの洗礼を浴びてください。

②百間廊下
洞窟の奥へ向かって続くこの直線的な通路は、断層に沿って形成されました。昔、龍が通ってこの細長い道ができたという逸話もあります。
龍泉洞が現在の様に観光地として開発されていなかった頃には、若者たちが松明をかざし、舟を漕ぎ、洞窟奥の上流へ探検した出発地点でした。

③蝙蝠穴
龍泉洞の中にはウサギコウモリをはじめとした5種類のコウモリが生息しています。1つの洞内に5種類ものこうもりが生息しているのは、日本でも珍しいとされています。この穴の奥には、そんなコウモリたちがおびただしい数住んでいます。

④長命の泉
一口飲むと3年長生きするという古い言い伝えにちなんで名付けられました。

⑤龍の淵
ここにある岩の形が龍の頭の形に似ていることから名付けられました。最深部で10mほどの水深があります。

⑥亀 岩
平たい亀の甲の形に似た亀岩は地盤の強い龍泉洞では珍しい、落盤によってできた自然の造形物です。

⑦月宮殿
この広い空間は、洞内の鍾乳石が月の世界を思わせることから名付けられました。平成23年にLED照明に改修し、光の変化が醸し出す幻想的な雰囲気を楽しめます。

⑧第一地底湖
水深35m。龍泉洞は昔から大量の水が湧く底知れない洞窟として知られていましたが、なかなか中には入れませんでした。龍泉洞探検は1920年代から始まり、やがて小舟を浮かべての観光も行われるようになりました。1959年、この地底湖の上の崖からゴムボートを降ろして第一地底湖の調査が行われました。

⑨第二地底湖
水深38m。この地底湖は、1962年越智研一郎氏による潜水調査で発見されました。龍泉洞の地底湖の水は、北に広がる森林地帯から集まったものだとわかっています。水の集まる最も遠い地点は直線距離で14kmも離れていて、集水面積はおよそ43k㎡です。

⑩第三地底湖
水深98m。この第三地底湖は、1967年の潜水調査で発見されました。現在、ここが観光コースの最終地点になっています。この奥にはさらにいくつかの地底湖が確認されていて、現在も調査が進められています。

⑪第一地底湖展望台
第一地底湖が上からのぞける展望台です。天井にはつらら石などの鍾乳石群が広がります。昔からよくポスターなどの撮影箇所となる場所です。

⑫三原峠
観光コースの中で最も高い位置にあり、地底湖の水面からの高さはおよそ35mあります。

⑬トンネル出口
繁忙期の一方通行の際は、このトンネル出口が観光コースの出口となります。この通路には岩泉町の山ぶどうを使用して作られたワイン「宇霊羅」が出荷までの間貯蔵、熟成されています。

龍泉洞 利用案内
入場料:1100円
駐車場:有り(無料)
営業日:年中無休
忘れてはいけない
龍泉新洞科学館を見なきゃダメ!
龍泉新洞は昭和42年、県道拡幅工事に発見されました。
龍泉洞と川を挟んで両岸に位置しているこの洞穴は、かつて龍泉洞とひと続きだった可能性が非常に高いといわれています。
この洞穴は鍾乳洞がよく発達している事や水流の痕跡が残っていて学術的に貴重な事から、龍泉新洞科学館として公開しています。
洞窟そのままを科学館とした、世界で初めての自然洞穴科学館です。

①改札・②入り口
龍泉洞の窓口で購入したチケットを、こちらでご提示ください。長いくだり廊下を行くと龍泉新洞科学館のはじまりです。


③チャート
チャートとは、砂や泥や生物の死骸が堆積してできた堆積岩の一種です。龍泉洞周辺は石灰岩とチャートとの互層からできており、水に溶けにくいチャートの部分が残ってコブ状や板状の突起を作っています。

④石柱 計測中
下からタケノコのように伸びる石筍と、上からつららの様に伸びるつらら石が長い年月をかけて繋がり、石柱となります。ここでは、将来石柱となりえる石の状態を計測しています。

⑤石筍の群れ
この辺りにはたくさんの石筍があり、鍾乳洞らしい光景が広がっています。

⑥龍泉新洞原人
原始人の生活の痕跡が、多数見つかっています。ここでは、洞窟で風雨をしのいだ原始生活の様子をわかりやすく展示しています。

⑦通路横の水場
順路を進んで左手に、光で照らされた水面がまるで鏡のように見える場所があります。きれいな水が生み出す不思議な顔色をご堪能ください。

⑧研究銅
学術的に貴重なこの洞穴を自然の状態で後世に残すために、鍾乳石に富む洞穴の奥を立ち入り禁止にして、保護しています。

参考サイト:「岩泉町・龍泉洞WEBサイト」
管理人の独り言
日本には、三大鍾乳洞の他にも興味深い、見るべき価値のある、見ておかなきゃいけない鍾乳洞が沢山あるんです。管理人の好きなランキングを調べてみました!!
旅行好きが行っている鍾乳洞・洞窟ランキング
全国の人気鍾乳洞・洞窟TOP20
1位:秋芳洞(山口)
日本最大級のカルスト台地である「秋吉台」の下に広がる、総延長約10kmの日本屈指の大鍾乳洞。国の天然記念物に指定されています。観光用に公開されているのは約1kmほどですが、じっくり楽しむと1時間以上はかかるでしょう。秋芳洞の中には川が流れており、温度は1年を通して17度で一定となっているため、夏には涼しく冬にはほんのり暖かさを感じます。
秋芳洞といえば、お皿をしきつめたような「百枚皿」が有名。段丘を流れる水の石灰分が長い年月をかけて波紋の形にかたまったもので、実際には500枚以上あると言われ、世界でも類を見ないと言われる規模の大きなものです。

2位:あぶくま洞(福島)
福島県田村市にある鍾乳洞で、およそ8,000万年という歳月をかけてつくられました。全長は600mほどと大きくはありませんが、鍾乳石の種類はバラエティに富み、種類と数の多さは東洋一とも言われています。
一番の見どころは、高さ29mの洞内最大のホール「滝根御殿」。ここではクリスタルカーテンやボックスワーク、シールド、洞穴サンゴなど、ここでしか見ることのできない貴重な鍾乳石を間近で楽しむことができます。

3位:龍泉洞(岩手)
洞内の総延長はわかっている部分で3,600mあり、そのうち700mを公開。現在も調査は進んでおり、総延長は5,000m以上と推定されています。
世界有数の透明度を誇る青い地底湖が特徴的で、通称”ドラゴンブルー”と呼ばれています。8つある地底湖のうち3つが公開されており、第3地底湖は水深98m、非公開の第4地底湖は水深120mと日本一の深さ。洞内の照明をLEDにすることで、より幻想的な世界を演出しています。

4位:青の洞窟(沖縄)
「青の洞窟」とは、真栄田岬(まえだみさき)にある、海水の侵食によって形成された全長約30メートルの洞窟のこと。洞窟内の一部では水中の岩が削れており、そこから差し込む太陽光が反射すると洞窟内の水が青く輝き、神秘的な世界を楽しむことができます。
ダイビングやシュノーケルなどのアクティビティ利用者が多く訪れるスポットで、個人での訪問も可能です。しかし天候によってはガイドが同伴していないと遊泳禁止の場合もあるため、ツアー参加がおすすめです。

5位:竜ヶ岩洞(静岡)
東海地方で最大規模の鍾乳洞。総延長は1,000mを超えており、そのうち400mが公開されています。年中18度に保たれた洞内は夏は涼しく、冬には暖かいのが特徴。一番の見どころである落差30mの地底の大滝は、地底の滝としては日本最大級です。出口には資料館やお土産物店もあります。

6位:玉泉洞(沖縄)
沖縄の自然や文化を体験できる観光施設「おきなわワールド」にある鍾乳洞です。全長は5,000mと大きな鍾乳洞で、うち890mを観光用に公開しています。洞内の鍾乳石の種類は37種類と、日本で一番多いんですよ。洞内に入ると最初にあらわれる巨大な空間「東洋一洞窟」には無数の大石筍が林立しており、奥に位置する白いロケットのような石柱・昇龍の鐘が特に見どころです。

7位:石垣島鍾乳洞(沖縄)
石垣島にある鍾乳洞のなかで最大の鍾乳洞であり、全長3.2kmのうち見学できるのは660mのみ。鍾乳洞内をイルミネーションで幻想的に彩ったのは、「石垣島鍾乳洞」が世界で初めてです。
見どころは、トトロに似ていると話題になり撮影スポットとしても人気の”トトロ鍾乳洞”や、長さ40m、幅20m、高さ6mの大ホール” 神々の彫刻の森 ”。沖縄料理がいただける食堂やお土産が買える物産館も隣接し、またシーサーの色付け体験なども行なっています。

8位:日原鍾乳洞(東京)
総延長1,270m、高低差134mの鍾乳洞で、東京都の天然記念物に指定。埼玉県秩父市にある「瀧谷洞」と並び、関東最大の規模を誇ります。日原鍾乳洞のある奥多摩町は避暑地として知られ、洞内も年間を通じて平均11℃となっており、夏でも羽織りものが必要です。
洞内屈指の撮影スポットが「死出の山(しでのやま)」。カラフルにライトアップされた幻想的な空間になっており、「死出の山」の先には縁結び観音がいます。

9位:龍河洞(高知)
岩手県の龍泉洞、山口県の秋芳洞と並ぶ日本三大鍾乳洞のひとつ。国の天然記念物および史跡に指定されています。全長は4kmで、そのうち1kmを観光用に公開。事前予約により楽しめる冒険コースは所要時間90分ほどで、距離にして約200m。ナビゲーターとともに、まっくらな洞窟をヘッドライトの灯りをたよりに探検していきます。

10位:富岳風穴(山梨)
富岳風穴は一年を通して、平均気温が3度という涼しい場所。その特性を生かして、昭和初期まで蚕の卵の貯蔵に使われていた洞穴です。風穴の中は地下へと続く階段を下りた後に、約200mの細長い空間が続いています。特に美しいのが、氷の池。ライトアップされた氷が幻想的です。見学所要時間は15分ほど。上着をお忘れなく!

11位:ガンガラーの谷(沖縄)
12位:飛騨大鍾乳洞(岐阜)
13位:堂ヶ島天窓洞(静岡)
14位:玄武洞(兵庫)
15位:橋立鍾乳洞(埼玉)
16位:満奇洞(岡山)
17位:面不動鍾乳洞(奈良)
18位:稲積水中鍾乳洞(大分)
19位:青の洞窟(岩手)
20位:大滝鍾乳洞(岐阜)
参考サイト:「トリップノート - みんなでつくる旅行ガイドブック」
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