幕末、時代を動かした舞台…下田！
幕末！…この言葉を聞いただけで歴史好きの方は、胸が躍ります。（かく言う私もです…笑）
嘉永6年（1853年）ペリーが率いるアメリカ合衆国海軍東インド艦隊の蒸気船2隻を含む艦船4隻が、日本に来航…艦隊は江戸湾入り口の浦賀沖に停泊し、一部は測量と称して江戸湾奥深くまで侵入した。
結果、幕府はペリー一行の久里浜への上陸を認め、そこでアメリカ合衆国大統領国書が幕府に渡され、翌年の日米和親条約締結に至った。
嘉永（1853）6年 ペリー軍艦４隻を率いて浦賀に来航、国書受取を要求
嘉永（1854）7年 ペリー下田に帰航、日米和親条約の交渉が了仙寺で開始
安政（1854）元 ペリー再び来航、日米和親条約を締結、下田と函館が開港
安政（1856）3年 タウンゼント・ハリス、下田玉泉寺に米国領事館を構える
安政（1857）4年 日米下田協約を締結、長崎が開港
私、歴史大好きなんですけど千葉県民なんです…千葉県ってほとんど歴史の舞台になっていないんです。
だから下田の駅に降り立った瞬間にそれだけで感無量でした…(笑)
それでは下田散策案内開始です…
宝福寺
下田っていったら金目鯛、駅中、駅前の土産店でお求め出来ます。（駅中のお土産屋さんがお奨め…干物類が充実）話がそれました…まずは駅で下田ガイドマップをゲットして…
…宝福寺を目指します。
文久3年1月16日、宝福寺に滞在中の山内容堂に勝海舟が来山し、坂本龍馬の脱藩の罪の許しを乞い、許される。当日、龍馬は町の旅館にあって、その朗報を待っていた。
歴史の舞台になった寺なんです。
それと唐人お吉菩の墓、お吉記念館があります…芸者をしていたお吉はアメリカ総領事タウンゼントハリスのもとへ待妾になるんです。
これが大変な美女…
…でも世間からは、唐人お吉と言われ蔑まれました。
その後は、幕末、維新の動乱の中、芸子として流浪の果てに下田に戻り、小料理屋「安直楼」を開業しますが２年後に廃業…「唐人」という相も変わらぬ世間の罵声と嘲笑を浴びながら貧困の中に身を持ち崩し、明治24年3月27日の豪雨の夜、遂に川へ身を投げ、自らの命を絶ってしまいます。…波乱にみちた51年の生涯のあまりにも悲しい終幕でした。
記念館には、生前お吉の愛用した品々が展示されています。
吉田松陰拘禁の跡
こちらは石碑が建っているだけですけど…ここで吉田松陰はペリー艦隊での密航を企てたが失敗し自首、下田奉行所によってこの場所、長命寺(下田市中央公民館)に拘禁されました。…この模様は、下田開国博物館https://www.shimoda-museum.jp/で再現されています。
了仙寺
安政（1854）元年、アメリカ全権ペリーと日本幕府全権・林大学頭によって日米和親条約が結ばれ、下田は鎖国以来日本で最初の開港場となりました。
下田に入港したペリーは日本側と条約の細かい規定（日米下田条約）を定めました。
その話し合いの場所となったのが了仙寺です。
下田ペリーロード
下田を象徴する観光名所です。川沿いにはカフェ、雑貨、お土産屋さんが立ち並びレトロ感満載な趣のある通りです。（300ｍぐらい）
旧澤村邸
ペリーロードの終着点にあります。
下田の名物、なまこ壁と伊豆石造りの建築様式を用いた建造物で大正7年に建築されました。お手洗いもあり、無料で休憩できます。（散策の疲れを癒すにはもってこい…）
ペリー艦隊上陸の碑
ペリー提督の胸像とアメリカ海軍から寄贈された錨が飾られています。この記念碑は下田港を臨む「ペリー上陸記念公園」に設置されています。
他にも…
下田開国博物館
MoBS黒船ミュージアム
なまこ壁の家
下田ロープウェイ
…など見所満載です。
はい、それでは下田でのお奨めです…
平井製菓の「ハリスさんの牛乳あんパン」…安政5年（1858年）初代米国総領事タウンゼントハリスが、大好きな牛乳を日本で初めて下田の地で飲んだと言われ、下田・玉泉寺に『牛乳の碑』が建てられています。
そんな由来から名づけられた「ハリスさんの牛乳あんパン」は、こしあんとソフトバターの相性、さらに牛乳を練り込んだパン生地のしっとり感もサイコー！
是非、ご賞味あれ…(笑)
管理人お奨め記事
