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銀河系に衝突! マゼラン雲の正体に迫る!

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NHK サイエンスZERO
銀河系に衝突! マゼラン雲の正体に迫る!

 白くぼんやり2つ映っているのがマゼラン雲です。大きい方が大マゼラン雲、小さい方が小マゼラン雲です。…雲と言ってますが正体は、銀河です。

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宇宙のビックリ箱
マゼラン雲!!
これが大マゼラン雲です。

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黒い部分がガスとか塵です…明るい部分が星が生まれています…青は酸素があるんです。
(N11 大マゼラン雲)

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先に若い星があって、手前がガスと塵ですね…タツノオトシゴがいませんか…大きさは20光年もあるんですよ。
(NGC2074 大マゼラン雲)

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これは小マゼラン雲です

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10万個ぐらいの星が爆発的に生まれています…青い宝石箱みたいでしょう。
(NGC346 小マゼラン雲)

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やはり星が生まれつつあるんです
(NGC602 小マゼラン雲)

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実はマゼラン雲というのはキレイなだけではないんです…実は私たちの銀河系とマゼラン雲は切手も切れない深い関係があるのです。

宇宙に広がる1000億個もの銀河、中でも私たちの近くにあるのがご存知、アンドロメダ銀河、230万光年の距離にあります。

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ではマゼラン雲はどこにあるかというとずっと近づいて銀河系から20何光年、…マゼラン雲は私たちの銀河系から一番近い銀河なのです。

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ところがこのマゼラン雲、銀河系とさらに深い絆で結ばれていました。…発見したのはオーストラリア生まれの天文学者、ドン・マシューソンさんです。

きっかけは1972年、アメリカ・ニュージャージー州 ベル研究所天文学者たちが書いた一遍の論文でした。それは北半球の空にひも状の奇妙なガスが見つかったという事でした。

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オーストラリア国立大学 ドン・マシューソン教授(当時)
「ある日、図書館で論文のページをめくっていたんです。以前マゼラン雲を研究した事があったのでひも状にガスの方向に目がゆきました。そのガスを南半球の空に伸ばしてゆきました。…その先にマゼラン雲があるんです」

マシューソンさんが電波望遠鏡で詳しく観測すると謎のガスの延長線上にマゼラン雲までベルトのようにつながっていたのです。…長さはなんと100万光年、銀河系の直径の10倍です。このガスの正体は一体何なのでしょう。

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銀河系の回りを回ってるんです…半径が20万光年…マゼラン雲が銀河系の回りを一周するのに20億年~30億年かかるんです。

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地球の周りを月が回っているような感じですよね。…この関係を衛星銀河といいます。親子関係みたいなもんですね。…実はマゼラン雲は、最終的には銀河系の重力に引っ張られて飲み込まれちゃうんです。


ところがぶつからないかも知れないんです。
新しい説が出てきまして…銀河系を回っていると考えられてきたマゼラン雲、最近その通説を覆す新発見がありました。

宇宙望遠鏡科学研究所 ローランド・バンダーバレル博士
「マゼラン雲の動きを精度よく観測すれば、銀河系の重さが正確に弾き出せると思ったんです」

マゼラン雲は銀河系の重力に引っ張られて回っています。…そのためマゼラン雲の速度がわかれば銀河系の重力の強さ、その重さがわかるというわけ。

早速、ハッブル宇宙望遠鏡での観測が始まりました…4年を費やした結果、マゼラン雲の速度は、秒速378キロと判明(1秒で東京から大阪まで移動できる速さ)、ところがこの数字がマゼラン雲の運命を大きく変えてしまう事がわかったんです。

この速さは、これまでの予想より2割早いのです。…つまり、マゼラン雲は銀河系の回りを回っているのではなく、遠くからやってきて、たまたま銀河系の近くを通りかかったという事になってしまうんです。

マゼラン雲を親子関係だと思っていたんですが…実は通りすがりの赤の他人かも知れなくなってきたんです。

愛媛大学大学院教授 宇宙進化研究センター 谷口義明センター長
「今まで我々天文学者は、大小マゼラン雲は、銀河系の回りを回っていた…5周~6周は回っているだろうと考えていました。大変近しい関係です…しかし、通り過ぎるというと通行人Aと通行人Bになってしまいます…困ったもんだなあと思っています」

「ところがこの説にも反論が起こってまして…南米のチリの天文台の研究グループが40年以上もかけて観測したデータがあります。そのデータを見るとそんなに早いスピードではないですよと…銀河系の回りを回ってるんですよと」

「銀河の運動速度を調べるのは大変困難なんです…ですので結局は、どちらの説が正しいかわかりません」

「でも確かな事があります…アンドロメダ銀河と銀河系は、40億年後に最初の衝突を起こします…更にもい1回、2回、3回とやっているうちに60億年後には1つの銀河になってしまいます…マゼラン雲もこの中に入ってしまうのです」

「衝突したら地球はどうなるか?…大変いい質問ですね…銀河の中には星が沢山あるんですがその密度はものすごい低くて、たとえば太平洋にスイカを2個浮かべたぐらいなんです…ですから衝突しても安全です」

60億年後??
…ってことは、その前に太陽が燃え尽きてしまいます

…地球の運命はいかに??

 

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愛媛大学大学院教授 宇宙進化研究センター 谷口義明センター長
「最後に…マゼラン雲のタランチェラ星雲の中に、これまで見つかっている星の中で一番明るい星があります。(上記写真)明るさが太陽の1000万倍、誕生した時の重さは太陽の300倍、圧倒的なスケールを持つ極めて若い星が存在します」

「このようにマゼラン星雲は銀河系とは違い若い星が多いのです…銀河系の年齢は130億歳、マゼラン雲も130億歳、…なぜかマゼラン雲は130億年の間、あまり星を作って来なかったんです…その為に今、になって星をたくさん作っていていかにも若々しく見えるんです」

 

 

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