ひとり負けの「かっぱ寿司」…
好調のスシロー・くら寿司とどこで差がついた?
大手すし店は現在4社…かっぱ寿司、スシロー、くら寿司、はま寿司…なかでも我々の世代で一番なじみがあるのは「かっぱ寿司」です。
回転ずしの歴史というのはここ40年ぐらいでしょうか…乱立するチェーン店の戦いを制したのは「かっぱ寿司」でした…30年ぐらい前は、”かっぱ寿司の一人勝ち” って感じでした。…でも、そのかっぱ寿司が現在危機に陥っているようです。
現在大手4社の売上順位は…
かつてあれだけ隆盛を誇ったかっぱ寿司が4位だけでも驚きですが…実は3位の「はま寿司」から大きく引き離されて断トツの最下位です。
それだけではなく上位3社は毎年順調に売上を伸ばしているにもかかわらず…「かっぱ寿司」はじりじりと売上を落としています。
理由をこの記事では、3点をあげています…
①お客様の味へのこだわり…これは原価率を見れば一目瞭然で「かっぱ寿司」が一番低い…つまりネタが悪いって事です。
②サイドメニューが勝敗を握る…新興勢力の上位3社は寿司以外のサイドメニューを充実させて「ファミレス化」を進行させましたが「かっぱ寿司」は乗り遅れました。
③店舗当たりの規模拡大です…上位3社は1店舗当たりの客席200席に対して「かっぱ寿司」は120席。
新興勢力の柔軟な発想、変化への対応力に回転すしの草創期を制した「かっぱ寿司」はついて行くことができなかったというわけです。
回転寿司の誕生から現在までの歴史を見てきた我々の世代からすると、回転ずしの代名詞でもある「かっぱ寿司」が元気ないことは寂しいことです。
でも「かっぱ寿司」も外食グループコロワイドの傘下はいって現在経営再建中です…サイドメニューの充実、業界初の60分食べ放題など新たな試みに挑戦するなど ”安かろう、悪かろう” のイメージ脱却に努めています。
我々世代に一番なじみのある「かっぱ寿司」です…チョット応援してあげたくなってきませんか。