甲斐国一宮浅間神社(「せんげん」ではなく「あさまじんじゃ」です)
ご祭神のコノハナサクヤビメは、富士山の神様でもあるんです…大変、美しい女性だったそうです…皆様のように…。、…はい!…コノハナサクヤビメのご主人は、皇室の祖先神であるアマテラスの孫、ニニギノミコトです…ニニギノミコトは、アマテラスの命を受けて地上を統治するため宮崎県、日向、高千穂の峰に降り立ちました…これが天孫降臨です。
そしてコノハナサクヤビメとニニギノミコトの間には、3人の皇子がお生まれになります…その皇子の孫が、初代天皇である神武天皇となるのです。
甲斐国一宮浅間神社は、貞観七年(865)現在地に遷座したとされています。鎮座地である笛吹市一宮の地は、古代の甲斐国の中心地であったんです。
この地にかつて国分寺と国分尼寺が建立されていました…さらに笛吹市には国府があったので、周囲に国分寺がある当時の中心地に、遷座したというのは自然な事でしょう。
また遷座の時期を見てみると貞観六年(864)から貞観八年(866)に富士山の貞観大噴火が発生。… 朝廷から富士山の火の神をお祀りする「富士山本宮浅間大社」の祭祀怠慢が原因と見られたため、その影響で富士山の北側である甲斐国にも浅間神をお祀りする事となったといった事柄が、『日本三代実録』に記されています。
そのため駿河国(静岡県)だけでなく甲斐国(山梨県)にも多くの浅間信仰の神社が増える起因となった…との事です。
それでは、下記マップの説明です…
「青枠:拝殿」、「緑枠:祓門」、「赤枠:十二支石像」、「ピンク枠:授与所」
参拝する拝殿のすぐ下、授与所、こちらで、お守り、おみくじ、絵馬、御朱印を受ける事が出来ます。
左上の十二支石像も楽しそうです…その年の干支や自分の生まれた年の干支にお参りするとご利益があると云われ、さらにその先の成就石で祈ると願いが叶うと云われています。…十二支石像に行くには、手前の祓門(はらいもん、ふつもん)人型をくり抜いた石をくぐって行ってください。
また、本殿横には樹齢200年を超える御神木の夫婦梅があり、この実をいただくと子宝を得ると云い伝えられ授与を請うため遠近より多くの参拝者が訪れます。
場所は、国道20号線で笛吹市一宮に入ると道路沿いに大鳥居があり、ますからすぐわかります…。
管理人から一言…
甲斐国一宮浅間神社のご祭神、コノハナサクヤビメの孫が初代天皇である神武天皇という事は…つまり、甲斐国一宮浅間神社のご祭神は、現在のご皇室の…直系の祖先だったんです。…どうですか…凄いでしょ…(笑)
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