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世界遺産 忍野八海

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富士山の伏流水に水源を発する湧水池
忍野八海

2016年、富士山がユネスコ世界文化遺産に「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」として登録されました。その構成要素の一つとして忍野八海が入っていたのです。

天然記念物である「忍野八海」は、富士山の伏流水に水源を発する湧水池です。 富士信仰の古跡霊場や富士道者の禊ぎの場の歴史や伝説、 富士山域を背景とした風致の優れた水景を保有する「忍野八海」は、世界遺産富士山の構成資産の一部として加えられたいたのです。

今回は、そんな忍野八海を語ります。

 

忍野八海 成り立ち、歴史

古代、忍野八海周辺は、宇津湖(うつこ)と呼ばれる巨大な湖でした。人が住み着いたのは縄文時代で36ヵ所の遺跡が発見されています。

延歴19年(西暦800年)における大噴火において、宇津湖は流れる溶岩によって2つに分断され、忍野湖と山中湖が誕生。

やがて、片方の忍野湖は長い期間の後、ついに湖は涸れましたが富士山の伏流水に水源を発する湧水池がいくつか残り、その湧水池が忍野八海です。

 

忍野八海 八海

忍野八海」の名前は、8つの池がとても神聖なもので「池」というにはもったいないほど尊いから「海」と付けられたんだそう。

忍野八海は、古くから富士修験の霊場とされ、行者たちは富士登拝の前に池でみそぎを行ないました。各池に守護神の「八大竜王」が祀られ、出口池を一番霊場とし、八つの霊場が指定され、巡礼路が整備されました。

赤枠:出口池」「青枠:駐車場」「ピンク枠:中池」「緑枠浅間神社

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一番霊場 出口池(でぐちいけ)
忍野八海の中で一つだけ離れた場所にあり、最も面積が広い池です。後方はすぐ山となり、ちょうど池を見下ろす林のなかに出口稲荷大明神の神社があります。周りには売店などもなく、観光客の数もぐっと少ないので、最も自然的な姿を見ることができます。

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二番霊場 お釜池
忍野八海の中で最も小さな池。昔、この池のほとりに年老いた父と美しい2人の姉妹が暮らしていました。妹娘が洗濯していると、池から大きなガマガエルが現れ、娘を水中に引きずり込んでしまいました。近所の村人を集めて必死で娘を探しましたが、いくら探しても娘の遺体すら浮かんでこなかったといいます。それ以来、父親と姉娘はお釜池のほとりにとどまって、妹娘の冥福を祈り過ごしたという悲しい話が残っています。この伝説から、お釜池を大蟇(おおがま)池ともいいます。

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三番霊場 底抜池(そこなしいけ)
昔から洗い物をしているときに、あやまって洗っていた道具や野菜を手から離してしまうと、渦に巻き込まれ消えてなくなってしまうと言われていました。そして、なくしたものはどんなに探しても見つからず、しばらくすると池の底を潜り抜け、お釜池に浮かび上がってくることがたびたび起こりました。村人たちの間では、この池で洗い物をすることは、神様の怒りを買うことになると語り継がれてきました。

忍野八海の各池には、石碑が設置されています。
その石碑は忍野八海(元八湖)再興の一環として作られたとされ、池の名称、禊ぎの順番、竜王名、和歌などが刻まれています。

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四番霊場 銚子池(ちょうしいけ)
昔、ある家の花嫁が厳粛な結婚の最中におならをしてしまった。その音がすごく大きかったので、包み隠すことができず、年若い初心な花嫁はこれを深く恥じて、結婚式の席にいたたまれず、隙を見て席を抜けだし、銚子を抱いてこの池に身を投げた。その後、花嫁の履いていた草履が池の底に映って見えることもあるといわれている。この悲しい伝説が基になり、今では縁結びの池と伝えられている。

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五番霊場 湧池(わくいけ)
忍野八海一の湧水量を誇り、一番賑やかな通りに面する池でもあります。
土産物屋が立ち並び、向かいには水車小屋があります。湧水量も豊富で、揺れ動く水面や深い水底の景観が美しく、忍野八海を代表する池です。

湧池にまつわる伝説:昔、富士山が噴火した際、人々は焼け付くような熱のため大変苦しみました。そしてのどの渇きや人家の火事、また野火を消すためにと、人々が水を求めて叫ぶ声が天地の間に広がりました。このとき、天の一声で「わたしを信じなさい。そして、永久にわたしをうやまうならば、私がみんなに水をあたえよう」という大変美しい声が聞こえました。この声の主が木花開耶姫命と言われています。その後まもなく溶岩の間から水が湧き出し池となりました。

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六番霊場 濁池(にごりいけ)
湧池に隣接し、阿原川と合流しています。名前は濁池ですが、今では井戸水が流入しているため濁っていません。池底からごく少量ですが湧水が確認されています。

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七番霊場 鏡池(かがみいけ)
湧池から続く賑やかな通りの北側にあり、鏡池は湧水がとても少ないです。この池は条件が整えば、水面にはっきりと富士山が映り込み、見事な逆さ富士を見ることができます。

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八番霊場 菖蒲池(しょうぶいけ)
菖蒲池は鏡池の東側にあり、大人の背丈ほどに成長したショウブ(サトイモ科)と外来種であるキショウブ(アヤメ科)等の植物がみられます。

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美しい湧水口をのぞく人気の「中池」

「湧池」から七番霊場の「鏡池」に抜ける道の左手に、大きな池があらわれます。ここは八海ではありません。「忍野八海」とは関係のない人工の池。でも、正直言って一番きれいな池で大人気!

橋がつながっている島のようなところに湧水口がある。湧水口に向かう途中にある名水。だれでも飲めるようになっている。ペットボトルに入れて持ち帰るのもOK。

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忍野八海浅間神社

御祭神は、木花之咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト) 。木花之咲耶姫は富士山の神様でもあるんです。…大変、美しい女性の神様でした。…皆様のように…(笑)

コノハナサクヤビメのご主人は、皇室の祖先神であるアマテラスの孫、ニニギノミコトです。ニニギノミコトは、アマテラスの命を受けて地上を統治するため宮崎県、日向、高千穂の峰に降り立ちました。…これが天孫降臨です。

そしてコノハナサクヤビメとニニギノミコトの間には、3人の皇子がお生まれになります。…その皇子の孫が、初代天皇である神武天皇となるのです。

 

成り立ち、歴史
創建は大同2年(807年)。延暦19年(西暦800年)の富士山の大噴火により、多くの集落も溶岩に飲み込まれたといわれています。その後、富士山の噴火を鎮めるため、大同2年に忍草浅間神社が創建されました。

1193年に征夷大将軍源頼朝が富士裾野の巻狩りの際に鳥居地峠がら鬼坂までの約5万坪を境内と定めました。

地元では忍野浅間神社(おしのせんげんじんじゃ)、忍草浅間神社(しぼくさせんげんじんじゃ)と呼ばれ、崇敬されており、一般には御朱印に書かれている、忍野八海浅間神社です。

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境内裏沿いを流れる新名庄川に架かるお宮橋は、富士山と桜並木で有名な撮影スポットです。新名庄川、お宮橋、富士山、桜を一枚の写真に収めてみませんか。

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駐車場

忍野八海には無料駐車場はありません。周辺に沢山ある中でお奨めは、マップ青枠の大林駐車場です。

この位置からだったら、出口池にも行けるし、普通乗用車120台・大型観光バス20台収容可能ととにかく大きくて停めやすい。帰りもわかりやすく、お土産屋さんで情報を取得する事も出来る。

大林駐車場に停めるのがいいと思います。
駐車料金:300円

参考サイト:「忍野村公式観光ホームページ

 

管理人の独り言

忍野八海素晴らしい!…お土産屋さんも沢山あって楽しい。それと河口湖と山中湖の中間に位置していまして富士山観 の  ”ド真ん中” どの方角に行っても楽しい物ばかり。

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