旅cafe

旅行会社の元社員が書く旅日記です…観光情報、現地の楽しみ方、穴場スポットなどを紹介します。

富士山本宮浅間大社

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駿河國一之宮 富士山本宮浅間大社

静岡県富士宮市に位置する富士山本宮浅間大社は、世界文化遺産「富士山」その構成資産の一つとして登録されています。

富士山の噴火を鎮めた御神徳により崇敬を集め、富士山信仰の広まりと共に全国に祀られた1300余の浅間神社総本宮です。

主祭神木花之佐久夜毘売命コノハナサクヤヒメノミコト)
相殿神瓊々杵尊ニニギノミコト)、大山祇神(オオヤマヅミノカミ)

大山祇といえば木花咲耶姫の御父上。そして瓊々杵尊は、木花咲耶姫の夫

チョットくどくなりますけど…この三柱の神様のお話しを知らないと富士山本宮浅間神社を知った事にはならないので説明します。

地上を支配するためアマテラスの孫・ニニギノミコトが降り立ったのは、日本列島の南・日向の国、この地で後の初代天皇が誕生します。

沢山のお供を従えは、ニニギノミコトは、高天原から日向・高千穂峰に下りてきました。(天孫降臨)地上に降りたニニギは、たいそう美しいコノハナノサクヤビメと出合います。

妻にしたいと申し出るとなぜか姉のイワナガヒメ(石長比売)も一緒に嫁いできてしまいました。…岩のように醜い姫にニニギは驚き恐れ、姉だけを送り返してしまします。

すると二人の父である大山祇神は、娘二人を差し上げたのは大切な意味があったのにと怒りました。姉妹と結婚する事は古代では稀なことではありません。古代は一夫多妻制です。

姉=岩石=永遠=岩は不滅、醜いが永遠性を持っている
妹=木の花=美=綺麗に咲くがすぐに散ってしまう、儚さ、短命

どちらを選ぶか問われると人間は美しい花を選んでしまいます。…それが人間の宿命、人間には寿命がある…天から降りてきた神も花を選んでしまったからには、花のようにはかない命になってしまったという話です。

 

という事で三柱の神様のかかわりの説明でした。…説明くどすぎたかな古事記の説明って基本がわからない人には意味不明ですね。

興味のある方はこちらを確認ください…
古事記 第1回 世界と人間の誕生 - 旅cafe
古事記 第2回 文化と農耕の起源 - 旅cafe
古事記 第3回 出雲神話とい謎 - 旅cafe
古事記 終 第4回 古事記の正体とは - 旅cafe」(木花咲耶姫関連)

古事記面白い!…意外にハマりますよ…(笑)

 

武家の崇敬

歴代武将の事跡も多数ありますが、中でも特に篤い崇敬を寄せたのは、源頼朝北条義時武田信玄勝頼親子・徳川家康でした。

源頼朝は、建久4年(1193)富士山麓において巻狩りを行った際、流鏑馬を奉納されました。現在、流鏑馬祭としてとして伝えられています。そのほか社殿の修復なども行いました。

武田信玄・勝頼親子は当大社を篤く崇敬し、神領の寄進、社殿の修造などを行いました。当大社には、信玄の願状をはじめ武田家奉納の品も多く残っており、崇敬の一端を知ることができます。ちなみに、境内にあるしだれ桜は信玄の寄進とされ、信玄桜と呼ばれて親しまれています。

徳川家康は、関ヶ原の戦いに勝利した御礼として、本殿・拝殿・楼門をはじめ30余棟を造営し、境内一円を整備しました。現在、本殿・拝殿・楼門等が残っており、本殿は国指定重要文化財、拝殿・楼門は県指定文化財となっています。また、富士山8合目以上を境内地として寄進する等しました。

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富士山本宮浅間大社

世界文化遺産に登録されているだけではなく、境内には国の指定重要文化財や県指定の文化財など多数あり、見所満載です。…富士山が描かれている御朱印帳も綺麗です。

境内の敷地は広大で、本宮社地で約17,000㎡(因みに東京ドーム16,000㎡)になるほか、富士山の8合目以上の約385万㎡も社地として所有しています。

それでは地図にて境内の説明をいたします。

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①一之鳥居、②せせらぎ広場、③お宮横丁、④ここずらよ、⑤二之鳥居、⑥三之鳥居、⑦鏡池、⑧桜の馬場、⑨鉾立石、⑩手水舎、 ⑪楼門、⑫授与所・祈祷殿、⑬拝殿、⑭本殿、⑮三之宮、⑯七之宮、⑰社務所、⑱水屋神社、⑲天神社、⑳湧玉池、㉑稲荷神社、㉒厳島神社、㉓参集所、㉔神幸橋、㉕東鳥居、㉖西鳥居、㉗忠魂碑、㉘赤心隊碑、㉙針塚、㉚ふれあい広場、㉛第一駐車場、㉜第二駐車場

楼門
1604年(慶長9年)に、拝殿・舞殿・本殿とともに徳川家康によって造営された建築物(県文化財)。

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鉾立石
楼門前には鉾立石がありますが、かつて山宮浅間神社浅間大社の元宮)と浅間大社の間で『山宮御神幸』として御鉾の渡御が行なわれた際に、鉾を立てた石です。

富士山本宮浅間大社から山宮浅間神社まで神の宿った鉾を、約6kmの道のりを歩いて運んでいました。その際、途中で休憩する時に鉾を置くための石として使われていたのがこの鉾立石です。鉾立石は道筋にいくつかあったといわれていますが、現在は浅間大社の楼門前にあるこの石と、山宮浅間神社参道に残っている物のみと言われています。

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拝殿・本殿
慶長9年(1604)徳川家康が奉賽のために造営したもので、本殿・拝殿・舞殿・楼門等壮観を極めたものでしたが、寛永安政等の大地震で破壊したものもあり、当時の建物で現存するのは本殿・幣殿・拝殿・楼門のみです。

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管理人の独り言

主祭神コノハナサクヤヒメは、大山祇神の御息女にして大変美しくニニギノミコトの皇后となられた御方です。

ニニギノミコトは、ご懐妊の際、一度の契りで身ごもった妻に「本当に私の子か」と疑ったのです。あらぬ疑いをかけられた姫は、悲しみ、身の潔白を証明するために産屋に火を放って子を生みました。

もし神様の子でなければ生まれてくる事はないであろうと…そして、無事3人の皇子を生まれたという故事にちなみ、家庭円満・安産・子安・水徳の神とされ、火難消除・安産・航海・漁業・農業・機織等の守護神として全国的な崇敬を集めています。

木花という御神名から桜が御神木とされています。境内には500本もの桜樹が奉納されており、春には桜の名所として賑わいます。 

そして、その時にお生まれになった皇子の孫が、初代天皇である神武天皇となるのです。

でも…ニニギノミコトって…チョットひどくないですか…(笑)

 

もう一点追記情報
富士山本宮浅間大社から、徒歩5分の位置に『静岡県立富士山世界遺産センター』があるんです。…こちらは是非セットで御訪問ください。…結構いいですよ。

 

 

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