旅cafe

旅行会社の元社員が書く旅日記です…観光情報、現地の楽しみ方、穴場スポットなどを紹介します。

多賀大社

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日本をお造りになった神様を祀る
生命の神様 お多賀さん

琵琶湖東岸に位置する多賀大社。古くから「お多賀さん」の名で親しまれる滋賀県第一の大社です。

御祭神は…
伊邪那岐命イザナギノミコト)
伊邪那美命イザナミノミコト)
…の二神。

この二神は、日本の様々な神様、八百万の神をお産みになり、日本列島をお造りになった神様です。とともに現在の御皇室の祖先神である天照大御神アマテラスオオミカミ)をもお産みになった神様でもあります。

生命の親神様であることから、古く「延命長寿・縁結び・厄除け」の神様として信仰を集め、鎌倉時代から江戸時代にかけては、武家や民衆にも信仰が広まり、多賀大社分祀社は全国239社を数えます。

春のしだれ桜、秋の奥書院の紅葉なども見事で、近辺には彦根城や湖東三山、琵琶湖などの名所にも恵まれ、年間約170万人の参拝者を迎えています。

多賀神社のご案内

「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」との俗謡もあり、ここに見る「お多賀の子」とは、伊勢神宮祭神である天照大神伊邪那岐命伊邪那美命両神の御子であることによります。(伊勢神宮については「伊勢神宮 - 旅cafe」を参照ください)

それでは地図にて境内の案内に入ります。
緑枠:拝殿」「青枠:寿命石」「赤枠:奥書院庭園」「ピンク枠:太閤橋」

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秀吉との関り「太閤橋」
天正16年(1588年)には、多賀社への信仰篤かった豊臣秀吉が「3年、それがだめなら2年、せめて30日でも」と母・大政所の延命を祈願し、成就したため、社殿の改修を行わせようと大名に与えるに等しい米1万石を奉納した。境内正面の石造りの太鼓橋(不動院大僧正慈性により寛永15年(1638年)造営)は「太閤橋」の雅名でも呼ばれる。

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秀吉との関り「奥書院庭園」
庭は、天正年間に豊臣秀吉が寄進した一万石をもとに築かれたと伝わります。鑑賞式蓬莱庭園の様式をとり、池泉の東部と西部に出島を設けてそれぞれ鶴島・亀島とし、築山や護岸には桃山期らしい豪壮な石組を施しています。

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寿命石
平安の昔、東大寺の再建を命ぜられた俊乗坊重源(しゅんじょうぼうちょうげん)は当社に参詣、二十年の寿命を授かりました。寿命石はその由緒を伝える石として延命を祈る人が耐えません。

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お多賀杓子
元正天皇の病気に際し、当社の神主が強飯を炊き、しでの木で作った杓子を献上、天皇はたちまち治癒されたと伝え、そのしでの木が現存する飯盛木で、杓子は「お多賀杓子」として有名です。(写真は拝殿内の杓子)

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拝殿
本殿をはじめとして、拝殿、神楽殿、弊殿は素木造の檜皮葺の建物となっている。 大社造の本殿を神楽殿から広がる廊下と塀で囲んでいて、 平入りの屋根が折り重なって広がる建物の様子はとても迫力があります。

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三本杉
当社の東、約6キロの地に杉坂峠の三本杉がある。この三本杉は多賀神社のご神木です。

神代の昔、国生みの大業を終えられた伊邪那岐大神は高天の原からこの峠に天降られ、休息をなさった時に、土地の老人が粟の飯を献上した。大神はご機嫌麗しくお召し上がりになり、食後その杉箸を地面に刺したところ、その杉箸が根付き今見るような大木になったといわれています。

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管理人の独り言

多賀神社の御祭神…
伊邪那岐命イザナギノミコト…以降「イザナギ」)
伊邪那美命イザナミノミコト…以降「イザナミ」)
…の二神について古事記のでの解説を載せておきます。

 

古事記より
高天原と呼ばれる、天上界に、最初に登場するのは「三柱の神」そこに御皇室の祖先神、天照の姿はありません。

更に数多くの神が次々と誕生17、18番目にやっと登場するのがイザナギイザナミです。やがて二神は、愛の結晶として、日本の島々を、生み出します。

二人は、こんな話を、したそうです…
イザナミよ…お前の身体は、いかにしてできているのだ」…するとイザナミ
「私の体は、成り合わない所が一つあります」…それを聞いた、イザナギ
「わが身には、成り余っているとこがある」
「それでは、お前の成り合わない所と、わしの成り余っている所とを、差し塞いで、国を生み出そうと思う」
イザナミ「それはいいわ」……と答えました。

こうして二人はまず、淡路島を生み…四国、九州、ついには本州を生みました。更に二人は、この国々を守るため様々な神を生み出します。

海、土、霧、泡、山、風、木の神など、その数合わせて35柱あまり、世界は神々で満ちてゆきました。これだけたくさんの神々が誕生したにも関わらずアマテラスはまだ、姿を現しません。

そして、イザナミが最後に産んだのが、火の神、…その際、イザナミはは、ひどい火傷を負って、黄泉の国へ行ってしまいます。後を追ったイザナキは、朽ち果てて、蛆(うじ)が沸いて変わり果てたイザナミの姿を目の当たりにして命からがら逃げかえります。

そして黄泉の汚れを落とすためイザナギは、池の水で禊をすると「左の目を洗った時、成り出たのが天照大御神…右の目からは月読命、鼻からは須佐之男命。

こうして禊で生まれた三神の一柱として皇室の先祖の神である、アマテラスは、誕生したのです。

古事記、なにげに面白いです。

興味のある方はこちらを確認ください…
古事記 第1回 世界と人間の誕生 - 旅cafe」(伊邪那岐命伊邪那美命 関連)
古事記 第2回 文化と農耕の起源 - 旅cafe
古事記 第3回 出雲神話とい謎 - 旅cafe
古事記 終 第4回 古事記の正体とは - 旅cafe

古事記意外にハマりますよ…(笑)

 

追記情報
クルマで20分ほどの距離に国宝「彦根城」があります。多賀神社に訪問の際は是非立寄って頂きたい。

彦根城は、姫路城、松本城犬山城松江城とともに国宝に指定されている城です。…詳しくは「彦根城 - 旅cafe」を参照ください。

 

 

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