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戸井十月 著『道、果てるまで』(新潮社)

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WBS スミスの本棚 戸井十月 著『道、果てるまで』

サックス奏者 坂田明(66歳)
独特の激しい演奏スタイルで人気を集め海外でも高い評価のジャズ・サックス奏者・・その一方、水中の微生物ミジンコの研究家としても知られ、東京薬科大学生命学部で客員教授も務めています。

19年前にWBSにも生出演『ミジンコが見た地球』というテーマで生命について語った。

サックス奏者 坂田明
「”命”とは何なのか・・”生きる”ことの中にミジンコの命と私達がどうつながっているのか・・命が透けて見えるミジンコから生きる事、自然界の生命のつながりを感じた

6月11日、坂田は福島県南相馬市にいた・・津波による大きな被害のほか一部地域が原発20キロ圏内で立ち入り禁止・・目の前には立ち入り禁止のバリケード・・坂田は警戒区域が見渡せる高台で”故郷”を吹く。

この日は避難所など3ヶ所で演奏し続けた・・涙ぐむ被災者たち・・・。

被災者
「慰めと感動と生きる力をもらいました」

サックス奏者 坂田明
『ガンバレ』とは言えないですよ・・『生きてて下さい』としか言えないですよ

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ミジンコとサックス、畑違いの道を極めた坂田さんの一冊は、戸井十月 著『道、果てるまで』(新潮社)・・作家の戸井十月がバイクで20カ国の国境を越えユーラシア大陸を走り抜けた、3万キロ、120日間の旅の記録・・読む人の価値観に変化を与えてくれる一冊です。

サックス奏者 坂田明
「世界の文化、地理、空気、住む人たちの人間性、垣間見たものをどのように受け止めるかによって、この本のありがたみは人それぞれ違ってくるんだと思います」

「見知らぬ一歩を踏み出せば”喜び” と ”ガッカリ”を得られる・・それを全部取り込めば ”自分の豊かさ” につながる

『道、果てるまで』より
未知の世界を知るほど、もっと知らない世界があることを知らされる。
お手軽に要領よく世界の現実を知る方法など一体あるのだろうか?・・異なる歴史と文化の中で生きる人間達と手っ取り早く、スマートに出会って理解しあう方法などあるのだろうか?

■作者の戸井十月は、12年かけて5つの大陸をバイクで制覇・・この本の面白いところは、ちょっとテレビでは描けないような『差別問題、民族格差問題』などダークな部分も嘘偽りなく本物のその国の姿を生々しく書いていえうので単純な旅行記ではなく深い楽しみ方が出来る一冊です。

 

 

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